どこのお宅でもで常備されているであろう冷凍枝豆。未成熟な大豆を収穫したものです。ここ十勝では枝豆に適した専用品種が栽培されています。中札内村産の「大袖の舞大豆」「いわい黒」は、濃厚な味わいが特徴です。隣の芽室町では茶豆のような香ばしさと甘味が特徴の「湯あがり娘」が栽培されています。
北海道は枝豆収穫量で全国3位を誇り、道内では8~9月にかけて収穫されます。ビールのおつまみだけではなく、いろいろ使える便利素材『枝豆』レシピをご紹介します。

味わいが濃く甘い十勝の枝豆は冷凍庫の必需品

枝豆の栄養バランスは大豆と同様、良質の蛋白質や脂質が豊富で大豆サポニン、レシチン、イソフラボン等の成分があり、大豆にはほとんどないβカロテンやビタミンCも含有しています。

芽室の枝豆

枝豆は輸送の間に鮮度が落ちるので、味、鮮度,品質を維持するためほとんどがすぐ冷凍されます。十勝は芽室町、中札内村の2ヵ所に枝豆加工場があり、新鮮な枝豆が年中楽しめます。味わいが濃く甘い十勝の枝豆は冷凍庫の必需品です。

中札内の枝豆

ちょっと手を加えるだけで和洋中の味に

まずは3種類のアレンジスタイル「ピリ辛中華風」「レモンの酸味と香りで洋風」「山椒でピリッと和風」。そのまま食べる枝豆にちょっと手を加えいつもと違う味を楽しんで下さい。

枝豆は茹でてさやの両端を少し切り落とします。作りやすい分量として枝豆は各100gを用意。それぞれのたれに30分程漬けて味を馴染ませます。一晩漬けると味が染みて美味しくなります。

山椒でピリッと和風

ポン酢 大さじ1
米油 大さじ1
粒山椒 小さじ1(または粉山椒少々)

レモンの酸味と香りで洋風

白ワインビネガーまたは白バルサミコ酢 大さじ1
オリーブ油 大さじ1
ハーブソルト 少々
レモン輪切り 2枚(8等分に切る)

ピリ辛中華風

黒酢または米酢 大さじ1
胡麻油 大さじ1
黄ニラ 大さじ1
黒砂糖 少々
好みでラー油適宜

女性のひとりランチにもぴったり「枝豆混ぜご飯」

枝豆の美しい緑色は料理のアクセントになり料理が華やかに明るくなり、混ぜご飯とサラダでも存在感を示します。冷蔵庫にあるものを色々組み合わせてささっと出来、お一人様女性向けお昼ご飯に最適です。

そのまま加熱せず食するものを組み合せるので時短、省エネです。具材は手元にあるお好みの食材でどうぞ。ハムや果物を加えるとボリュームが出て食感も面白いです。

<材料>(1人分)
ご飯 150g
薄皮をむいた枝豆 30g
チーズ 20g
ラディッシュ 15g
干しブドウ 5g
ピクルスニンジン 10g
トッピング用のベビーリーフ 適宜(写真は白セロリのドレッシング和え)

<作り方>

  1. チーズ、ラディッシュ、ニンジンは7mm角に切り、干しブドウは熱湯でさっと洗い水気を切る。
  2. 温かいご飯に枝豆と一緒に混ぜて軽くハーブソルトを振り、器に盛り付けて生野菜を添え、EXオリーブオイルを回しかける。

枝豆、チーズ、干しブドウ、ピクルスニンジンにそれぞれ軽く味があるのでハーブソルトとオリーブオイルだけの味付けですが、物足りないときは寿司酢を使うとサラダご飯風になります。

材料を混ぜるだけの簡単彩サラダ

秋の果物を組み合わせましたが、合わせる材料によっていろんなパターンが楽しめます。

<材料>
薄皮をむいた枝豆 50g
カブ 40g
柿 50g
ブドウ 50g
ミニトマト 3個
ミントの葉 適宜

<作り方>

  1. カブ、柿は7mm角に切りミニトマトは4等分に切りさらに半分に切る。ブドウも同様に切る。
  2. 材料を合わせ好みのドレッシングで合える。
  3. 器に盛り付けミントの葉を添える。

≪手作りドレッシング≫
酢 大1/2
EXヴァージンオリーブオイル 大1/2
レモン汁 小1/2
醤油 小1/2
オリゴ糖 小1/2
塩胡椒少々