「日本のSAKEとWINEを愛する女性の会(通称=SAKE女の会)」が設立1周年の記念イベントを9月7日、東京・有楽町の日本外国特派員協会で開催した。同会は、日本の魅力と食文化の素晴らしさを、日本の酒とワインを通じた“おもてなし力”でPRすることを目的とした、女性主体のプロジェクトだ。SAKE女は、酒とその周辺文化を愛し、日本産の酒で上手にもてなせる女性を表している。

イベントの冒頭で同会の友田晶子代表理事が、「SAKE女の会は今年6月で設立1年目を迎え、会員数は1000人を突破。賛助会員も48社に上っている。造り手、飲み手の垣根を越えて横断的な活動をし、料飲業界や農業、観光などの活性化につなげたい」とあいさつ。

また、「訪日外国人が日本に期待すること」として、「日本食を食べること」がトップに、「日本の酒を飲むこと」も上位にランクインしている17年の観光庁調査結果を紹介し、「20年の東京オリンピック・パラリンピック開催に向け、日本の食とお酒を楽しみに訪れる訪日外国人のおもてなしに、ぜひSAKE女の力を活用してほしい」と、友田代表は力を込めた。

小池百合子東京都知事もイベントに駆けつけ、「東京は19年にはラグビーのワールドカップもある。日本のおいしい食事とお酒は、訪日外国人にとっては大きなインセンティブになる。しっかりとPRしていきたい」と述べ、同会の活動に期待を示した。

会場には数々の日本酒の試飲コーナーが設けられ、来場者は友田代表がセレクトした酒とつまみのペアリングを体験。服部栄養専門学校・服部幸應理事長兼校長とソシエテミクニ・三國清三代表によるトークショーも行われ、「これからは女性の時代。われわれ男性はサポートに徹し、同会の活動を応援したい」と両氏が意気投合し、会場を沸かせた。

「SAKE女の会」会員登録は同会ホームページから。

試飲コーナーには希少な銘柄の日本酒も多数並んだ

◇日本食糧新聞の2017年月9日20日号の記事を転載しました。