味の素冷凍食品はギョウザを軸としたレストラン「GYOZA IT.」(東京・赤坂)のオープンに先立ち、4日に記者発表会を開いた。吉峯英虎社長は同店を「レストランとイベントスペースを兼ねた情報発信拠点として、日本式ギョウザの魅力を訪日外国人などに伝える」と力を込めた。また味の素グループ冷食事業の海外戦略上、「中期事業計画で掲げる海外売上げ拡大へ向けたスタートの実験店と位置付ける」との方針を示した。

「GYOZA IT.」は22年までの5年間限定で7日にオープン。吉峯氏は冒頭、日本式の焼ギョウザが欧州を中心に日本食ブームの一端を担い、日本でもギョウザ・バーが増えるなどブーム化していると現状を説明。「22年には当社の冷凍ギョウザ発売から50周年を迎える。それに向けて世界中で“GYOZA”がもっと愛されるために、“ギョウザしよう!”を意味する当店を提案する」と語った。提供するギョウザは同社の業務用商品。

立地面で外国人の住居や勤務先が多い赤坂を選択し、15ヵ国の言語に対応する接客スタッフとソムリエ・きき酒師を揃えた。味を伝えるだけでなく「世界の食生活との橋渡し」とするため、世界中で簡単に調理できる鉄板調理とした。

情報発信では“国別対抗GYOZA世界選手権”“人気レストランシェフとコラボした新ギョウザ”“世界のギョウザの仲間たちを紹介”など多彩なイベント企画を予定する。5年間の運営実績によっては、国内外での多店舗展開も検討する。5年間で計30万人の来客を目指す。

味の素グループ冷食事業は17~19年度中期計画として、売上高で約300億円増の2300億円を目指す。その過半を海外で稼ぎ、約180億円の海外販売増を目標としている。

◇日本食糧新聞の2017年9月8日号の記事を転載しました。