長野興農は8月9日、恒例の夏休み企画「なめ茸をめぐる親子工場見学ツアー」を長野市などで開いた。県内の小学生親子、8組16人が参加した。原料エノキ茸の生産現場や同社のなめ茸工場を見学したほかに、なめ茸を具材や調味料に活用したランチづくりに挑戦した。

今回のメニューは、「うめ入りなめ茸シュウマイ」「ゆず入りなめ茸の春巻き」「なめ茸タンタンつけめん」など4品。なめ茸の味やとろみを生かしたレシピは、簡単な手順で仕上がるとあって、子どもたちは熱心な様子で調理に取り組んでいた。

長野市の平林奈穂さんは、小学3年生の花穂さんと参加。「なめ茸は、ご飯のお供で良く食べているが、こんなに使い方があるとは思いつかなかった」。普段から料理の手伝いを良くするという花穂さんも、「今日覚えて、家でも作ってみたい」と話していた。

レシピを考案したクッキングコーディネーターの浜このみさんは「調味料、具材、とろみを付ける片栗粉と、なめ茸は1瓶3役。家庭でも、いろいろと試してほしい」と呼び掛けていた。

◇日本食糧新聞の2017年8月21日号の記事を転載しました。