宮城県仙台市に20年以上住んでいて、食べ歩きが大好きなたべぷろ編集部員・横山ちえです。9月4日はくじらの日です。「栄養豊富なくじら肉を積極的に食べましょう」という日なのですが、最近はスーパーでもくじら肉をあまり見かけなくなりましたよね。今回は仙台名物の「くじらもなか」をご紹介します。

かわいくて食べるのがもったいない!くじらの形をしたもなか

くじらもなかは、宮城県沖の海を元気に泳ぐくじらをイメージして作られていて、仙台市青葉区の松園もなか本舗(くじらもなか本舗)が35年ほど前から販売している人気商品です。味は全部で7種類あり、あずき・ごま・抹茶などの定番の味から、青のり、コーヒー、ワインなどの変わり種まであるんですよ。

くじらもなかは添加物や着色料を一切使用せず自然の素材で作られています。くじらは大昔から海の守り神と言われてきた縁起物なので、贈り物や手土産にぴったりの一品なんです。

くじらもなかの気になる中身とは?

今回は、青のり、コーヒー、ワインの個性的な3種類をチョイスしました。

たい焼きを食べる時もそうですが、くじらの頭としっぽのどちらから食べたらいいのか、やっぱり迷いますよね。迷った末、真ん中から半分にスライスしてみたら、ちょっと罪悪感が減りました(笑)。

青のりはちょっと塩気がついた白あんに青のりがふんだんに練り込まれていて、磯の香りと甘じょっぱさがクセになる味でした。ワインは、赤ワインが白あんに練り込まれているんですが、アルコール臭さはまったくなく、お酒が苦手な私でも食べやすかったです。

店主おすすめの食べ方は「冷凍くじらもなか」

くじらもなかはそのまま食べてももちろんおいしいですが、お店の方によると冷凍してから食べるのがおススメだということで、私もコーヒー味を冷凍してみました。冷凍したらあずきアイスのようにカチカチになるのかと思ったら、餡が完全に凍ることはなく、少し引き締まった感じになる程度でした。

冷たくなる分だけ餡の甘さがスッキリと感じられるので、甘いものが苦手な人でも食べやすいかもしれません。私も常温で食べるより凍らせた方が好きです。冷凍したコーヒー味のくじらもなかと、冷たいカフェオレとの相性は最高でした。

くじらもなかは地方発送を行っているので、最近はお店に直接買いに来るお客さんよりもお取り寄せの注文の方が多いそうです。

見た目の可愛さはSNS映えすること間違いなしですし、実際に食べてみると上品で自然な甘さに癒されます。

仙台の隠れた名物くじらもなか、皆さんもぜひ一度召し上がってみてはいかがでしょうか。