赤・黄・オレンジ…と食卓をパッと鮮やかに彩ってくれるパプリカ。だけど、「サラダ」や「野菜炒め」のほかにレパートリーがなく、使い方に困る…という方も多いよう。
パプリカは美肌にいいビタミンCが豊富に含まれる野菜のうえ、彩りもパッと華やかになるインスタ映えする綺麗な野菜。
苦味を感じるピーマンとは異なり、生食でも甘く美味しく食べられます。食べ方や保存方法などポイントをご紹介しますので、是非メニューに加えてみてください!

ササっと作れて箸休め・お弁当にも彩り添える「パプリカピクルス」

パプリカのシャキシャキっとした歯ごたえを残したピクルス。パプリカの食べ方としては王道の1つ!

少し甘めに作ったピクルス液に、カットしたパプリカをそのまま入れても次の日には食べられ、軽くオリーブオイルと一緒に炒めてから液を絡ませればすぐにでも食べられます。温かいままでもOK、冷やすと味がさらに馴染みます。

パプリカピクルス

(WECK保存容器500mlサイズ)

<材料>

パプリカ……3~4個

オリーブオイル……適量

カンタン酢(ミツカン)……50cc

塩(ハーブソルトなどお好きなもので)…適量

<作り方>

  1. フライパンにオリーブオイルをひき、好みのサイズに切ったパプリカをサッと炒めます。(30秒ほどの軽くでOK、シャキっと歯ごたえを残すように)
  2. 火を止め、塩と酢を全体にまぶしたら保存容器へ。保存容器にパプリカを入れた後に酢をまわしいれて、フタをしてシェイクしてもOK。フライパンの余熱で酢が飛んでしまうため、手早く容器に入れてタッパーで冷ましましょう。酸っぱいのが苦手な方は逆に、フライパンの余熱を利用するとちょうど良いかもしれません。

容器イッパイにいれても、時間がたつと水分が出て中身が8割くらいになります。

プロの料理人から生まれた意外な食べ方、「パプリカ・ペペロンチーノ」風

このメニューは、筆者が飲食店で働いていた時に料理のプロ(料理長)が教えてくれた調理法です。

パプリカを、ニンニクや唐辛子と掛け合わせるとは…!と最初はビックリしたのですが、非常に相性がよくおいしい。家庭でも手軽に作れる簡単メニューです。(レシピは筆者オリジナル)

パプリカだけでもいいですが、ベーコンや豚肉を入れると旨みが加わってゴハンがすすみます。付け合わせや、具を増やしておかずにしても。

パプリカのペペロンチーノ風

(常備菜2~3人分)

<材料>

パプリカ細切り……2個分

オリーブオイル……大さじ2~3

ニンニクみじんぎり……1かけ

唐辛子輪切り……1本分(一味唐辛子でもOK、量は味をみながら)

ベーコン又は豚バラ切り落とし……お好みで

醤油……少々

塩コショウ…適量

<作り方>

  1. オリーブオイルとにんにくをフライパンでじんわり加熱して香りが出てきたら、唐辛子と肉を入れ、カリっと焼く
  2. 細切りパプリカを入れ、強火でさっと炒めたら塩コショウでちょっと濃いめに味付け。
  3. 仕上げに醤油を垂らし、炒め混ぜたら完成。

味付けはお好みですが、塩気や辛みはちょっと濃いかな?というくらいがオススメ。一味唐辛子を使う場合は辛さを感じやすいため、仕上げに振りかけるくらいでいいかもしれません。

パプリカは油と相性が良いので、素揚げして酢豚に添えたり、チンジャオロースのピーマンに混ぜたり、肉詰めもOK。ツナマヨをディップしたりして生で食べても美味しいですよ。

クセもなく食べやすい野菜なので是非つかってみてください。

知ってた?パプリカは冷凍保存ができること

使いきれなかったパプリカは冷凍保存!そんな選択肢も覚えておくと便利です。

「野菜を冷凍保存する」という概念が筆者にはあまりなかったのですが、出荷するためにパプリカを育てている農家(我が家)では、あぶれた・キズモノの品もたくさん。

放っておくと傷んでドロドロになってしまうため、ヘタや種をとって4分の1カットしてフリーザーバッグに詰めて冷凍庫へ!

冷凍してもカチカチになりすぎず、包丁がスっと入るので、料理をする時に好みのサイズにカットできるのでとても便利で使いやすい。一度冷凍した野菜は自然解凍はせずに、凍ったまま炒めたりスープに入れて使ってください。

解凍してから使うと、水分が抜けて無残な姿になってしまいます。ご注意を。