山崎製パンは、自家製発酵種「ルヴァン」を使用した食事パンの新ブランド「パン・オ・ルヴァン」シリーズを立ち上げた。「プリエーゼ」「亜麻仁フランス」「レーズンとくるみのリュスティック」の3品(写真)を1日に全国発売した。本格的なアルチザン・ブレッドを提供し、夕食シーンの食事パン需要の活性化を狙う。

従来品のフランスパンの約2倍の時間をかけて発酵

16年に子会社化した、高品質のアルチザン・ブレッドを提供するトムキャット社のベーカリー技術を参考に開発。同社は、高級レストランのシェフコミュニティーが認める高い品質のアルチザン・ブレッドを、食のトレンドの最先端をゆくマンハッタンの著名レストランや高級ホテルなどの主要顧客に直接供給してきた。ニューヨーク市内で品質への強固な信頼とともに幅広く認知されているブランド。

今回、同社の発酵種と長時間熟成法をベースに、山崎製パン独自の自家製発酵種をつくり、従来品のフランスパンの約2倍の時間をかけて発酵させることで、小麦本来の香りやうまみを引き出すとともに、もちもちとした食感を実現した。

自家製発酵種は、ライ麦粉を配合した「ライルヴァン」と、小麦粉を配合した「ホワイトルヴァン」をパンの特徴にあわせて使い分けている。

「プリエーゼ」(5枚入り)は、イタリア語で「プーリア地方」を意味するイタリアの代表的な食事パン。「ライルヴァン」を配合したライ麦粉特有の穀物の風味と味わいが特徴。濃厚なうまみともちもちとした食感とともに小麦本来の風味を楽しめる。

「亜麻仁フランス」(3本入り)は、「ホワイトルヴァン」を配合し、もちもちとした食感と口どけの良い生地が特徴のフランスパン。ローストしたアマニを練り込んで焼き上げることで小麦粉の豊かな風味とアマニの香ばしい香りを楽しめる。アマニは、タンパク質、脂質、食物繊維が多く含まれる亜麻科植物の種子で、近年スーパーフードとして注目されている。

「レーズンとくるみのリュスティック」(5枚入り)は、「ホワイトルヴァン」を配合した歯切れの良いもちもちとした生地に、カリフォルニア産のレーズンとクルミをたっぷり練り込んだ。リュスティックとは、フランス語で「田舎風」を意味し、もっちりとした生地が特徴のフランスパンの一種。オープン価格。

◇日本食糧新聞の2017年3月3日号の記事を転載しました。