洋生菓子を製造販売するモンテールと水族館「海遊館」は、海の生き物を観察してスイーツで再現する「夏休み!こどもパティシエで自由研究!『顔博×デコスイーツ』体験講座」を7月28日に開催。子どもと保護者、7組15人が参加した。

子どもたちは、まずユニークな顔を持つ生物にスポットライトを当てた「顔博」を見学。スケッチや写真を参考にしながら、同社の「牛乳と卵のシュークリーム」や「生クリーム仕立てのプチエクレア」などの製品にチョコペンやホイップクリーム、ポテトチップスといった各家庭でも手に入りやすいものでデコレーションを行い「フサギンポ」や「ペンギン」、「オニダルマオコゼ」などを上手に再現していた。

参加した古野花鈴さん(10歳)は「ハコフグを作るのが難しかった。自分で作ったのでとてもおいしい」と話した。

同社は製品のアレンジレシピなどをホームページなどで発信しているが、他業種とのコラボイベントなどはこれまであまり行ってこなかった。今イベントは「牛乳と卵のシュークリーム」が発売20周年を迎えたことを記念して、同社が海遊館に提案して実現。海遊館の魚を観察して同社の企画開発部商品開発の山口実咲さんが手本となるオリジナルレシピを考案した。

モンテールバリュー・コーポレートコミュニケーショングループの柏木綾リーダーは「他社他業種とのコラボで、楽しさが2倍、3倍に広がると感じた。今後も機会があれば同種のイベントを企画していきたい」と話した。なお、同イベントは8月24日にも開催が予定されている。

◇日本食糧新聞の2017年8月7日号の記事を転載しました。