田中食品が、20年以上を掛けて開発し、特許を取得した日本初のシート状のふりかけ「巻くふりかけ」が評判を呼んでいる。「巻くふりかけ」は、通常はフレーク状になっている“ふりかけ”が、1枚のシート状になっており、海苔のようにご飯に巻いて食べたり、好きな形にカットして料理に使用するなど、アレンジ次第で多くの食べ方で楽しめる新感覚の“ふりかけ”だ。

ラインアップは「さけ」「赤しそ」の2種類で、それぞれ鮮やかなオレンジ色や赤色のカラフルなふりかけシートが“映える料理”を演出する。「さけ」には、厳選した北海道産のサケを使用するなど、素材にもこだわっている。

また、長年培ってきた乾燥技術を用いて開発に20年以上を費やしたこともあり、軽く引っ張っても破れることがない柔軟性など、扱いやすいのも特徴だ。また、時間がたってもべたつくことが少なく、歯切れが良く、咀嚼(そしゃく)力の弱った高齢者にも使用できるなど、さまざまなシーンで活躍が期待できる。

同社では、「ふりかけ」は“かける”だけでなく“巻いて”食べても楽しめるとして、同シリーズを新感覚の“ふりかけ”として販促を強化していく方針だ。2月には、朝の情報番組で全国に紹介されるなど、各方面から注目を集めており手応えを感じている。

同シリーズは、同社オンラインショップや広島県廿日市市の宮島口にある商業施設「etto」内の同社直営店舗「旅行の友本舗」店頭で販売している。内容量は15枚(5枚入り×3袋)で小売価格は1620円(税込み)となっている。

◇日本食糧新聞の2023年3月23日号の記事を転載しました。