紀文は12月18日から順次、2023年正月商品を発売する。和食文化の保護・継承に取り組む企業として、生活者のお正月の価値の創造とポジティブ感の醸成に向けた商品ラインアップを展開する。同社の調べでは2020年以降、20代のおせち用意率が増加傾向にある。間近に迫る正月商戦でも、若年層のおせちへのポジティブな意識をサポートする考え。また「簡便・時短」「ごちそう感」を重視した既存商品のリニューアルを実施し、利用者の満足度を高める。

新商品では、おせちに前向きな傾向がある若年層に向け、人気の具材である栗きんとんをメーンにした「栗きんとんたっぷりセット」=写真(右)=を発売する。栗を7粒入れたたっぷりの栗きんとんと、基本のおせち(かまぼこ、だて巻き、黒豆)を揃えたセット。1~2人向けの適量な食べ切りサイズで、盛り付けるだけで手軽にワンプレートおせちが完成する。希望小売価格1944円(税込み)。

「干支かまぼこ」=同(左)=は、2022年のえと“寅”と2023年のえと“卯”をモチーフにした、見た目にもかわいらしい立体的なかまぼこ。切らずにそのまま盛り付けるだけで、食卓に正月らしさと彩りを添える。茶わん蒸しなどのトッピングにも最適。2種×3粒入り、同400円。12月21日発売。

このほか、多種多様なおせちの食卓スタイルに合わせたセット商品などのリニューアルを実施する。PR活動ではSNSやWeb媒体を活用し、正月の楽しさを訴求する。

◇日本食糧新聞の2022年10月14日号の記事を転載しました。