ファンケルとモード・プランニング・ジャパンが運営する雲母(きらら)保育園が共同で実施した「ファンケル発芽米新作メニューコンテスト」(8月15~31日)で、最優秀賞に横浜東戸塚の同園が開発した「Gマジック」=写真=、優秀賞に世田谷喜多見の同園による「発芽オ~ムライス」、特別賞に東船橋の同園による「発芽米ブリュレ」の3メニューが決定した。

このコンテストは、健全な食生活をサポートする食育の実施とともに発芽米が持つ栄養や機能の認知向上が目的。同保育園全68園それぞれが企画・開発した合計150メニューを両者が審査。残った3メニューを島田和幸ファンケル社長CEOが直接試食し審査した。

この3メニューは、ファンケルが運営する玄米イタリアン・カフェ&ダイニング「FANCL BROWN RICE MEALS」で、10月から提供している。メニューの売上げの一部は、全国こども食堂の支援団体「認定NPO法人全国こども食堂支援センター・むすびえ」に寄付する。

「Gマジック」は発芽米をライスペーパーで春巻きにして、食具を使いこなせない年齢の子どもでも自分で食べられる。「発芽オ~ムライス」は、卵を使わず南京でオムライスを表現。発芽米などの材料でライオンの顔をあしらった。「発芽米ブリュレ」は、発芽米のプチプチ食感を生かしたクリームブリュレで、パリパリしたカラメルとの食感の対比が面白い。

◇日本食糧新聞の2022年10月12日号の記事を転載しました。