今年も栄養改善普及会の食物実技講習会が7月27日、28日に開催されました。家庭科教諭、栄養士など食に関心のある方、知識を増やしたい方ならどなたでも参加可能な講習会です。今回は手打ちうどんやニジマスを使った調理実習などがありました。

小麦粉に親しむ、手打ちうどん調理実習

1日目、講演は「食品表示について」ということで農林水産省の方にお越しいただきお話をいただいました。

その後「千年にもおよぶ伝統食品『乾しいたけ』」ということで、乾しいたけの戻し方やレシピ、乾しいたけの歴史について学びました。

調理実習では、手打ちうどんを作りました。「こんなにも簡単にうどんが作れるんだ!」という驚きの声と、「今まで食べた中で一番美味しい!」などという声が多数あがっていました。

薬味はお好みで!天麩羅が欲しかった!という声もありました

ニジマスは安心の完全養殖

2日目は、朝から調理実習。テーマは「ニジマス」でした。あまり知られていませんが、ニジマスは、明治時代初期に北米から移入された外来魚です。また、ニジマスは完全養殖、ということはご存知ですか?

淡水で養殖されていますが環境の変化にとても敏感なので、ニジマスの養殖には澄んだ綺麗な冷水(18℃以下)が必要です。冷たい水ほど酸素が溶け込みやすく、酸素を大量に必要とするニジマスは、冷たい水でしか生活できないのです。

また、寄生虫実態調査でも国産淡水養殖のサケ・マス類からはまったく認められませんでした。「安心の生食」です。ちなみに回転すしで「サーモン」という商品名で出ているものは、ニジマスが3年ほど育って、体長50cm程度になったものです。

今年も料理研究家の杵島直美先生にお越しいただき、ニジマスのチャンチャン焼き、ニジマスの冷や汁、夏野菜の小鉢もの3種として、なすの田舎煮、枝豆の直煮、みょうがと新生姜の甘酢漬けを実習しました。

調理実習の前には、全国養鱒振興協会から会長の小堀彰彦氏にお越しいただき、ニジマスの歴史や食の安全についてお話をしてもらいました。

ニジマスに興味のある方は全国養鱒振興協会ホームページをご覧下さい。

お腹を開かず、ニジマスの内臓を取り除く「つぼぬき」体験

来年度の講習会参加者を募集中です

食物実技講習会は、来年度も同時期開催予定です。案内をご希望の方はメールにて「食物実技講習会案内希望」と、住所・氏名・電話番号(日中連絡のつくもの)をお書きのうえ、お送りください。
メール:fukyukai@alto.ocn.ne.jp(お問い合わせもこちらにお寄せください)

<今回の日程>
7月27日(木)
10:00 開会
10:10~11:10 食品表示について(講演:農林水産省)
11:10~12:20 千年にも及ぶ伝統食品「乾しいたけ」
12:20~13:20 昼食・休憩
13:20~16:30 小麦粉に親しむ うどん(調理実習・試食)

原木乾しいたけ

7月28日(金)

9:40~10:10 にじますのお話
10:20~13:20 ニジマスと旬野菜をたっぷり使った夏の献立(調理実習・試食)
13:20~13:40 休憩
13:40~14:50 ご存知ですか?「こめ油」~日本のお米のもう一つの恵み~
14:50~16:00 小麦粉の基礎知識