きのこがおいしい季節です。この秋は、ツルンとした喉ごしとシャキッとした歯ごたえが楽しめるなめこを、たくさん活用してみませんか?
ツルンのもとであるヌメリは粘液多糖体。なめこは他のきのこと同様、食物繊維、β-グルカンはもちろん、ビタミンD、カリウムなども含みます。

なめこには、カットされてパック詰めになったものと、石づきのある株のまま包装された「株とりなめこ」があります。カットなめこは、粒が揃っていてツヤがあり、ぬめり・ゼリーの部分ににごりが少ないものを。「株りとなめこ」はかさの大きさが均一で表面にツヤがあり、ぬめり感が強いものを選びましょう。

定番のみそ汁以外にも、鍋料理やスープなど、さまざまな料理に活用して、秋から冬にかけての食べ過ぎ&飲み過ぎで疲れた胃腸を癒やしましょう。

【材料】(2人分)
ごはん 250g

A しょうゆ 小さじ1/4
A 味の素KK「ほんだし」 小さじ1/4
A 削り節 少々

甘塩鮭 1切れ
長ねぎ 1/4本
えのきたけ 1/6袋
JA十日町「株とりなめこ」 1/2袋
ぶなしめじ 1/6パック

B 水 2カップ
B 酒 大さじ1
B 味の素KK「ほんだし」 大さじ1
B しょうゆ 小さじ1

【作り方】

  1. ボウルにごはん、Aを入れて混ぜ、2等分にしておにぎりをつくる。ねぎの白い部分は2cm幅に切り、青い部分は斜め薄切りにする。えのきたけ、しめじはほぐす。
  2. 魚焼きグリルで(1)のおにぎり・ねぎの白い部分・鮭を5~6分ほどこんがりと焼く。
  3. 鮭は皮と骨を取り、ひと口大にほぐす。
  4. 鍋にBを入れて煮立て、(1)のえのきたけ・しめじ・なめこを加え、ひと煮立ちさせる。
  5. 器に(2)のおにぎり・ねぎの白い部分・鮭をそれぞれ入れ、(4)を等分に注ぎ、(1)のねぎの青い部分を飾る。

◇百菜元気新聞の2021年11月1日号の記事を転載しました。