キユーピーは、昨秋から展開中のフレッシュストック事業の戦略シリーズ「わたしのお料理」の新アイテム「お肉のからめ焼き」(3品)=写真=を3月から展開している。フライパンで簡単に肉を使ったメーンのおかずが作れる精肉売場向けの料理用ソースで、新たな定番料理用ソースとして提案。コロナ禍で家庭での肉料理の需要が高まっている中、簡単・時短でメニューのマンネリ化を解消できる。

コロナ禍の内食増を背景に、家計調査によると2020年の精肉消費金額は5月~10月累計で約15%増加しているという。また、同社調べによると肉の食卓出現頻度は夕食が高く、2日に1回は肉料理が登場している結果が出ている。

提案する「お肉のからめ焼き」は、これらの需要に対応するもので、肉と野菜をフライパンで炒め、ソースを絡ませるだけでメーンのおかずを作ることが可能。絡ませるだけで味が決まる“からめ焼き”は時短に加え、肉料理のマンネリ化を解消したいニーズにも対応できる。

展開するのは「和風たまねぎのたれ~黒酢仕立て~」「トマトと野菜のソース~ハーブ仕立て~」「ドミグラスソース~赤ワイン仕立て~」の3品。いずれも業務用商品の開発で培った技術を生かし、家庭では作るのが難しい奥深い味わいを実現した。

多彩な肉と相性が良く、家庭内で手軽に本格的な味が楽しめる和風と洋風のソースをラインアップし、使い切りの2~3人前に設定した。

フレッシュストックは、ウィズコロナでの新たな食ニーズに対応する同社の新事業で、事業規模でニューノーマルに対応する取組みとして高い注目を集めている。今春から本格展開に移行する予定で、順次、商品ラインアップも拡充する予定。

◇日本食糧新聞の2021年3月19日号の記事を転載しました。