日本マクドナルド、すかいらーく、ローソンの3社は、米国ハワイ州観光局公認コラボレーション企画として、ロコモコ商品を一斉に販売展開する。発売は、「夏(7)のいい(11)日」にちなみ、記念日に制定された「ロコモコ開きの日」の7月11日から。

日本マクドナルドは、肉厚ビーフと肉汁ソース、プリプリの卵を組み合わせたロコモコバーガー3品を発売。同社は過去2回、夏期限定のロコモコバーガーを販売しているが、「今年は肉厚ビーフを採用し、スパイシーなカレーソースを加えた。パワーアップしたロコモコバーガーで、ハワイのフードを日本人に一層親しんでもらいたい」とサラ・L・カサノバ社長は語る。

すかいらーくは、「チーズINロコモコボウル」をガストで展開。ガストの看板メニューである「チーズINハンバーグ」をロコモコに仕立てた一品で、「人気のチーズINハンバーグとハワイ伝統の味を融合させ、独自にアレンジした。ロコモコは日本の新たなソウルフードとなり得る料理」と谷真社長は期待を示した。

ローソンは、同チェーンで売上げトップのロングセラー商品「からあげクン」を濃厚なデミグラスソースで味つけし、ロコモコを表現。同品のほか、ロコモコをイメージした「ロコモコ風生パスタ」「和風ロコモコサラダ」「ロコモコ風ハンバーグ」も発売予定で、「ローソンでハワイの風を感じてほしい」と竹増貞信社長。

同3社が販売する商品は、ハワイ州観光局観光局の「ロコモコ オールスターズ」に認定されている。「ハワイで100年以上愛されているロコモコを、日本の夏を元気に乗り切るエナジーフードとして浸透させたい」と、同観光局のエリック高畑局長は意気込む。

◇日本食糧新聞の2017年7月12日号の記事を転載しました。