カレーをおいしくする方法の1つ、アメ色玉ねぎ。玉ねぎを加熱することによって得られるおいしさの効果は絶大で、味に深みを与えるだけではなくカレーに適度なとろみをつけてカレーをおいしくします。また、カレー以外にも応用が利いてさまざまな料理を盛り立てます。キーワードは強火。ご家庭でも簡単にアメ色玉ねぎを作る方法をご紹介します。

甘みが増すのではなく感じやすくする? アメ色玉ねぎの仕組み

玉ねぎを加熱すると、甘みを感じるようになることはご存じですよね。しかしこれは、加熱により玉ねぎが甘くなったのではなく、玉ねぎの水分や辛み成分が飛ぶから甘み成分が感じやすくなったというのが正解で、加熱によって糖度が増したというわけではないのです。

加熱により玉ねぎの持つ成分に変化が生まれ、おいしさの相乗効果も発揮されます。だから、玉ねぎはさまざまな料理に使われていますよね。

アメ色玉ねぎの活躍場面がカレーだけではないのもそのためで、煮込み料理やトマトソースを作るときにも重宝しますよ。

1回目の水を加えたあと、一気にアメ色に近づきました

とっても簡単、アメ色玉ねぎの作り方

アメ色玉ねぎを作るとき、弱火でじっくり炒める方法は一般的ですが、強火で炒めることによって短時間で作ることができます。途中、水を加えることを忘れないでくださいね。

<材料>
大きめの玉ねぎ 1個(約300g)
油 大さじ2
水 100cc(50ccずつに分けておく)

<作り方>

  1. 玉ねぎを繊維に垂直にスライスする(みじん切りでもOKです)。
  2. 鍋に油をひいて加熱し、玉ねぎを加える。
  3. 鍋底が見えなくなるように玉ねぎを鍋全体に広げ、混ぜずにそのまま3分間加熱します(強火)。→香ばしい香りがしてきますが、玉ねぎから出る水分により焦げ付きません。
  4. 鍋底に触れていなかった部分を炒めるように(鍋底に触れていた部分を上に、触れていなかった部分を鍋底へ)、5分ほど全体を混ぜます(強火)。
  5. 水50ccを加え、全体を混ぜていきます(強火)。→加えた水を全体にからめるようにすることで均等に火が入り、一気にアメ色に近づきます。※加えた水が蒸発すると焦げやすくなるので注意が必要です。
  6. 3分後、残りの水50ccを加え、水が蒸発するまで混ぜ続けます。→焦げる心配がある場合は中火にします。
  7. 6で加えた水が蒸発したら完成です。

※作り方に書いてある時間はあくまでも目安としてお考えください。

玉ねぎ、トマト、なすの相性はとてもいいですよね

アメ色玉ねぎを活用したトマトカレー

夏になると旬を迎える野菜のひとつにトマトがありますよね。これからの季節は値段も下がるしうれしいかぎり。アメ色玉ねぎとトマトが主役のカレー、ぜひお試しください。

<材料>2人分
アメ色玉ねぎ 1個分
トマト 2個
鶏もも肉 1枚
なす 1本
カレー粉 大さじ1
水 300cc
塩 適量
油 適量

<作り方>

  1. トマトを2センチ幅に切り、鶏もも肉は一口サイズに切る。
  2. 鍋でアメ色玉ねぎを作る。
  3. トマトを加え、水分を飛ばすように炒める。
  4. 鶏もも肉を加え全体をなじませ、塩を少量加える。
  5. フライパンでカレー粉を熱して香りをだし、4に加える。
  6. 水を加え、蓋をせずに適度なとろみがつくまで煮込み、塩で味を調える。
  7. 素揚げしたなすを盛り付け、完成。

私は普段、トマトの湯むきはしませんが、気になる方は湯むきしていただいても結構です。
アメ色玉ねぎを難しく考えず、いろいろな料理で活用してみてください。