夏がやってくると、緑や黄色が鮮やかな野菜「ズッキーニ」が店頭に並びはじめます。季節を感じる夏の野菜として家庭でも積極的に使いたい食材ですが、意外と調理法がわからずメニューに困るズッキーニ。
低カロリーな野菜のうえ、食卓を華やかに彩ってくれます。クセもないので食べやすく、カボチャの仲間なので栄養もしっかり摂れちゃいます。農家に嫁いだ筆者が、簡単でおいしいレシピを以下にご紹介します、是非 ご家庭の食卓にも取り入れてみてください。

トマトやオイルと相性◎ 定番の「ラタトゥイユ」

ズッキーニを使用した定番料理といえば、「ラタトゥイユ」。ズッキーニに含まれるβカロテンは油に溶けやすいため、油を使って料理することで吸収率もUP!相性の良いトマトソースと一緒なら、たくさん食べられます!

<材料(2~3人分)>
ズッキーニ……1本
なす……1本
ホールトマト(カット)…2分の1~
ベーコン……2~3枚
コンソメ…固形2分の1~
にんにく…1かけ
オリーブオイル…適量

<作り方>

  1. オリーブオイルでベーコン・なす・ズッキーニを焼く
  2. コンソメを砕いてまぶし、トマト缶を入れて混ぜる
  3. 弱~中火で炒め煮。具材が柔らかく、トマトは水分が抜けてソース状になったら出来上がり。

すこし濃いめの味付けがおすすめ。塩コショウなどで味を調えて。

スライスズッキーニのサラダ

葉物やきゅうりなどの野菜の上に、スライサーで薄く切った輪切りのズッキーニ。お好みで塩もみしてのせてもOK。

驚かれる方もいるのですが、ズッキーニは生でもおいしく食べられますよ!

ズッキーニとツナ・トマトのオーブン焼き

簡単なのに彩り華やかな一品メニューです。

<材料(中ココット2つ分)>

ズッキーニ……2分の1本(1cm程度の厚みで輪切りに)
トマト……2分の1本
ケチャップ・マヨネーズ……適量
ツナ……2分の1缶
とろけるチーズ……1枚

<作り方>

  1. フライパンに油をひいて軽く焼き目を付ける
  2. ズッキーニを耐熱皿に並べ、マヨネーズ・ケチャップをかける。
  3. 角切りトマト・シーチキンも一緒に並べ、とろけるチーズをのせて、グリル(トースター)で焼く。チーズに焼き目を付けたら出来上がり!

すぐできる!じゃがズッキーニのポン酢炒め

<作り方>

  1. 輪切りのズッキーニを油を引いたフライパンで炒めます
  2. 炒めている間に、乱切りじゃがいもをレンジで1分加熱する
  3. じゃがいもをフライパンに入れ、焼き色が付いたらポン酢をひと回し。ポン酢の水分を軽く飛ばしたら完成。

ズッキーニのフリット

<作り方>

  1. ズッキーニをスティック状にカットする
  2. ズッキーニに、小麦粉・卵・パン粉(※)の順で衣をつけます。
  3. 油で揚げる。

※パン粉には、粉チーズと塩コショウを混ぜこんでおけば、優しい味付けに。お好みでケチャップをかけて食べるのもグッド。

このように、生食で・煮て・焼いて・炒めて・揚げて、いろんな食べ方でおいしいズッキーニですが、農家の嫁になった当初は、筆者も「どう料理したらいいのか・・・」とズッキーニの扱いに悩みました。

しかし、油と相性がよい事や、クセが少なくいろんなソースに合うことさえ分かってしまえば、とても扱いやすい野菜。バリエーションも広がりいろんな料理で活躍してくれますよ!