ぐるなびはこのほど、今年のトレンド鍋に「発酵鍋」を選出した。健康志向の高まりから、味わい豊かなうま味と優しく芳醇な香りが楽しめる発酵食品に注目が高まり、国内では発酵食材を使用した飲食店やカフェが増加、海外でも日本古来の発酵食品が注目されていることなどが選出理由。

免疫力アップ効果も期待

発酵食品を代表する食品といえば「納豆」「チーズ」。2018年度、納豆の市場規模は3年連続、チーズの総消費量は4年連続で過去最高を更新している。ぐるなびのビッグデータを活用して、食のトレンドを分析する「ぐるなびデータライブラリ」でも、「発酵」の検索頻度はここ2年で4.5倍だ。

また、インターネットによる同社アンケート調査結果では81%が「発酵鍋を食べたい」と回答。年代性別では40代女性が最も多く、90%が「食べたい」と回答している。

発酵食品は、代謝を促すことによる美容効果や防寒効果、腸の働きを整えることで風邪対策をはじめとした免疫力アップの効果も期待できる。食を通して美や健康を保ち、美容代や薬品代を浮かせることができる……かもしれない。

お値打ちな具材でおいしく食べられるヘルシーな「発酵鍋」は、10月からの消費増税による節約対策の強い味方だ!

管理栄養士・柴田真希エミッシュさん監修の発酵鍋を3つご紹介する。

腸活!発酵ねばねば鍋

調味料の味噌と納豆のタンパク質、イソフラボンたっぷりの発酵食品に長芋、ナメコなどネバネバ成分を加えた。胃腸の免疫強化で、宴会シーズンを乗り切ろう。

菌活!たっぷりきのこのチーズ鍋

人気のチーズと食物繊維が豊富な菌食材のキノコがたっぷり。整腸作用により、お肌の調子もよく、風邪もひきにくくなるなどの効果を期待。

美活!甘酒しゃぶしゃぶ ヨーグルト味噌だれ・梅だれ

美容や健康への効果が期待できる甘酒をベースにしたつけダレに加え、ヨーグルト×味噌、梅干し×酢のタレで食べることでさらに美容力アップ。

◇外食レストラン新聞の2019年10月7日号の記事を転載しました。