管理栄養士の矢崎です。いよいよ食欲の秋到来ですね。秋の味覚と言えば、皆さん何を思い浮かべますか?私はかぼちゃに着目しました。かぼちゃは夏に収穫されることが多いですが、数ヶ月保存することで甘みが増すと言われており、秋から冬にかけて食べ頃を迎えます。
今回はかぼちゃの甘みを生かした、フライパンで焼けるビスケットのレシピをご紹介します。ホットケーキミックスと合わせるだけの手軽でちょっとしたおやつにぜひご活用下さい。

フライパンを使ってパパっと

【材料】(約15個分)
かぼちゃ(種を取ったもの) 200g
ホットケーキミックス 200g
溶き卵 1個分
牛乳 大さじ2
オリーブオイル 大さじ2
ナッツやドライフルーツ お好みで

【作り方】
1. かぼちゃは小さめに切り分け、耐熱容器に入れラップをし、600Wで6分加熱する。

2. 熱いうちにフォークでつぶす(皮は取らずそのままがおすすめです)

3. (2)に溶き卵・牛乳・オリーブオイルを加えさらに混ぜる。

4. ホットケーキミックスと、お好みでナッツやドライフルーツ(この時はスライスアーモンドを入れました)を入れ、手で混ぜ合わせひとまとめにする。

5. フライパンで焼いていく。
※焼く前に形を整えてひとつひとつ焼く方法でも、フライパンの形に合わせて生地を伸ばし、ホットケーキのように焼き、切り分ける方法どちらでも問題なく仕上がります。火が通るにつれ膨らむので、5mm程度の厚さにして焼きます。

6. 油はひかず、フライパンに(4)をのせ、ふたをし弱火で焼く。

7. 3分程度で裏返し、再度ふたをして3分加熱する。

8. ビスケットの厚さによっても焼け具合が変わってくるので、最後に竹串を刺して生地がついてこないか確認したら完成。

旬のかぼちゃは甘みもたっぷり

このレシピの一番のポイントは、フライパンで焼けるという点です。焼き菓子はオーブンを使用する物が多いですが、予熱をしたり、天板を洗ったりと意外と面倒が多いですよね。生地を寝かせる工程も不要なので、思い立ったときにパパッと作ることができます。

本当は綺麗な三角形にしたかったのですが・・・ 焼く段階で膨らんでしまい、いびつになってしまいました。残念。

レシピ内でもご紹介していますが、フライパンの形に合わせて生地を流し、焼いてから切った場合は下の写真のような感じになります。もちろん形は三角でもいいですが、小さめの四角いサイズにすると、小さいお子さんの手づかみ食べや、ちょっとしたおやつ、お弁当の彩りにもぴったりです。

旬のかぼちゃは甘みもたっぷり、ホットケーキミックスの甘さもあり、砂糖などは加えずに作ります。優しい甘みが口に広がる、素朴な味わいですが、少しメープルシロップをたらして食べるのもおすすめです。

今回はスライスアーモンドを使いましたが、くるみなどのナッツ類や、レーズンなどのドライフルーツ、チョコチップなどとも相性が良いレシピです。かぼちゃの皮にはたくさん栄養があるので、よく洗って皮ごと調理しましょうね。