管理栄養士おすすめ押し麦の簡単レシピ2選!家族の健康を応援
こんにちは。毎日の生活にも料理にもアクセントを入れたい管理栄養士の大山加奈惠です。健康にいいと言われる雑穀を使っている方はどれだけいらっしゃいますか? 精白米を雑穀ご飯にしている人も増えてきましたね。お弁当屋さんでも五穀米や雑穀ご飯を選べるところも多くなりましたね。
まだ雑穀を使っていない人にオススメは、「押し麦」です。ご飯に混ぜて炊くと麦ご飯になり、プチプチ食感が楽しめます。山芋のとろろと一緒に食べるのが定番ですね。今回は押し麦を使ったドレッシングと簡単にできるスープをご紹介します。
押し麦は生活習慣病予防・免疫力アップにおすすめ
押し麦は名前の通り、麦を押したものです。原料は大麦。大麦はそのままだと消化がよくないので、皮を取り除いて一度蒸気で加熱してやわらかくしたものを平たく押しつぶして乾燥させます。そうすると火が通りやすくなって、料理に使いやすくなるのです。
押し麦の栄養成分で注目は、ずばり「食物繊維」。食物繊維には、「水溶性」「不溶性」の2種類がありそれぞれ働きが違います。押し麦には水溶性・不溶性の両方がバランスよく含まれています。
<水溶性食物繊維の働き>
水溶性食物繊維は水分を吸収して膨らみ、ゼリー状になって腸をゆっくり通過するので、食べ物を消化する速度を抑え、血糖値の上昇を緩やかにしたり、糖尿病予防にも効果的です。また腸の働きを活性化して、便秘の改善も期待できます。
また余分なコレステロール、塩分を吸着して体外に出す作用があり、動脈硬化、高脂血症の予防に効果があります。
<不溶性食物繊維の働き>
不溶性食物繊維は便の量を増やし、腸内の老廃物を一緒に外に出す働きがあるので、便通がスムーズになり、肥満・大腸がん予防・痔などの予防につながります。また腸内細菌のエサになり、ビフィズス菌などの善玉菌が増えて腸内環境がよくなることで、生活習慣病予防、免疫力アップが期待できます。
サラダやお肉に!手作りの押し麦ドレッシング
【材料】(2人分)
押し麦 10g
ひじき(乾燥) 4g
水菜 60g
人参 30g
玉ねぎ 10g
糸寒天 1g
◎塩こうじ 大さじ1
◎りんご酢 小さじ1
◎オリーブ油 小さじ1
◎玉ねぎ 小さじ1
◎はちみつ 15g
◎コショウ 少々
【作り方】
- 押し麦はお湯で10分ゆで、ざるにあげる。
- ひじき・糸寒天は水に戻して、軽くゆでる。
- 水菜は根を取り、3cm幅に切る。人参は皮をむき、せん切りにする。玉ねぎは薄切りにして水にさらす。◎の玉ねぎはすりおろす。
- ボウルに押し麦と◎の調味料を加え、ドレッシングを作る。
- ボウルにひじき・糸寒天・水菜・人参・玉ねぎを入れて軽く混ぜる。
- 器に(5)を盛り付け、(4)のドレッシングをかける。
小腹が空いた時の一品に!押し麦入り中華スープ
【材料】(2人分)
ゆず 1/2個
押し麦 20g
かぼちゃ 10g
おろししょうが 2g
きくらげ 2g
鷄ささみ 1/2本
水 300ml
◎中華だしの素 2g
◎醤油 小さじ1/2
◎塩・こしょう 少々
【作り方】
- かぼちゃは2センチくらいの角切りにする。 きくらげはぬるま湯でもどして、細切りにする。 鶏ささみは筋を取り、2cmくらいのそぎ切りにする。
- 鍋に水を入れ火にかけ、沸騰したら、押し麦、(1)、おろししょうがを入れる。弱火で押し麦がやわらかくなるまで、約15分程度煮る。
- 火が通ったら、◎で味を調える。器に盛り付けて出来上がり。
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