全世界6500店舗展開で世界3位の規模を誇るアメリカのハンバーガーチェーン店ウェンディーズと、ファーストキッチンとのコラボ店舗を関西に初出店する。大阪市中央区に6日オープンした「ファーストキッチン・ウェンディーズ 難波戎橋店」は、国内17店舗目となる。

アーネスト・M・比嘉ファーストキッチン代表取締役会長はコラボ店舗出店の経緯について「米ウェンディーズの日本出店にとっての課題は、(1)ローカライゼーション(2)立地(3)人材とチェーン店としてのスケール感が課題だ。日本生まれのファーストキッチンが持つ人材と店舗や人気メニューと当社の強みのリブランディングで課題解決できる。急速なマーケットシェア拡大が可能」と述べた。今後はファーストキッチン直営店からコラボ店への転換や新規出店とFC展開で、18年には57店舗に拡大させると抱負を述べた。

アメリカンスタイルのウェンディーズのハンバーガーに、ファーストキッチンで人気のデザートやパスタを組み合わせて提供したことで、男女問わない広い時間帯での集客につながり、コラボ店へ改装後の売上げは前年比30%から63%増と好調に維持している。

他に例がない継続的なコラボ店舗の展開に、今回オープンした難波戎橋店にも自信を見せる。オープンを記念し、お好み焼きをイメージした「なんばベーコンエッグバーガー」を、7月10日までの期間限定で全店発売する。また、今後は淡路産の玉ネギなどこだわり野菜を使った商品の開発も検討するという。

アーネスト・M・比嘉代表取締役会長

◇日本食糧新聞の2017年6月12日号の記事を転載しました。