ボンジョルノ!イタリア在住フードライターの鈴木奈保子です。今回ご紹介するのは、イタリア風オムレツ「フリッタータ」です。忙しいママが仕事から帰ってから15分でメインの卵料理ができる便利なレシピです。どこの家庭にでもある卵と玉ねぎ、ツナ缶を使います。
遅く帰って、冷蔵庫に卵のほかに何もない!なんていう場合に大活躍です。サラダとパンを添えれば、簡単だけどバランスの取れたワンプレートデッシュがあっという間にできあがります。

イタリアでは卵をたっぷり使ったメイン料理が人気!

洋風の卵料理と言えば、フランス料理のオムレツが有名ですが、イタリアにもしっかりとメイン料理になるオムレツのような卵料理、フリッタータがあります。

イタリアでは1週間に2個の卵料理が目安といわれています。というのも、手打ちパスタやケーキなどで卵の消費が多いうえに、普段食べる肉や魚などのたんぱく質の量が多いからでしょうか?

その代わり料理で使うときは、一度に1人分2個の卵を使って、豪快な卵のメイン料理を作ります。

フリッタータのいいところは、オムレツのような技術がいりません。材料をフライパンに入れて焼くだけです。しいて言えば、ひっくり返すのが難しいですが、シェフではないので簡単な方法を。

底が焼けたら一度、フライパンのフタの上に滑らせながら移して、上から裏返したフライパンを重ね、ひっくり返します。こうすれば、技術なしでもきちんと裏返しになります。まさに家庭料理の代表ですね。

卵となんでも組み合わせOK!具だくさんで栄養満点なメイン料理フリッタータ

フリッタータは卵もたくさん使いますが、具もたくさん加えるので、充実したメイン料理になります。卵はどんな材料とも相性がいいので、お好きな材料をなんでも加えてオリジナルレシピを作れます。

イタリアで一番基本のフリッタータは、卵とパルミジャーノチーズ。あっけないほどシンプルなレシピですが、卵とたっぷりのチーズでスフレのようにふんわりふっくら仕上がります。卵のおいしさをシンプルに楽しめるので、大人も子どもも根強いファンが多いレシピです。何もないときのご馳走です。

玉ねぎやジャガイモといった定番野菜のほか、春にはアスパラガス、夏にはズッキーニ、秋にはキノコ、冬はブロッコリーなど、新鮮で安い旬の季節の野菜を使うと、おいしいメイン料理になります。

そのほか、冷蔵庫に少しだけ残ったハムやモッツァレラチーズ、ゆでた野菜などを入れたあり合わせのフリッタータも、我が家では家族みんなが大好きな人気料理です。

玉ねぎとツナがあれば簡単にメインの卵料理!

【材料】
卵 4個
玉ねぎ(大) 1個
ツナ缶(80g)2個
パルミジャーノレジャーノチーズ(おろしたもの)大さじ2
塩 少々
コショウ 少々
エキストラヴァージンオリーブオイル 大さじ1
バジルまたはイタリアンパセリ みじん切りで大さじ1

【作り方】
1.ボウルに卵をひとつずつ割り入れ、パルミジャーノチーズ、バジル、塩、コショウも入れて、よく混ぜ合わせる。

2.薄切りにした玉ねぎを、エキストラヴァージンオリーブオイルを入れたフライパンで、弱火で透明になるまでゆっくり炒める。

3. (2)に油分を切ったツナも加え、さっと一緒に炒める。

4.玉ねぎとツナの上に直接卵液をかけて、菜箸かフォークで上下をかき混ぜる。中火で約2分、ふたをして弱火で5分焼く。

5.上下をひっくり返して、ふたを取ったまま弱火で3分ほど焼いて出来上がり。

ツナ缶がないときは、玉ねぎだけでもシンプルでおいしい大人向けのヘルシーなフリッタータができます。子どもたちには玉ねぎだけよりもツナが入ったほうが人気ですが、ツナ缶ではなく、冷蔵庫にあるウインナーやハム、ベーコンでもおいしくできます。

イタリアのフリッタータは、大きなフライパンで薄めに焼くので、わりと早く火が通ります。調理時間が短いところも嬉しいですね。

出来立てのアツアツもおいしいけれど、少し冷めてもちゃんとおいしくいただけます。あえて多めに作って、残りは翌日のお弁当にも活用できます。また2センチ角くらいの一口サイズに切り分けると、ワインに合うおシャレなおつまみとしても使えます。ぜひ、お試しください。