こんにちは!食生活指導士の桑原田陽子です。今回は、子どもが苦手な食材をどのようにして食べさせようかと悩んでいるママさん方必見!そんな食材を調理するポイントについてお話ししたいと思います。
子どもが苦手な食材の多くに、香りや苦みの強い野菜、咀嚼しづらい食感のものや淡白な味の食材等があるかと思います。そのような食材は、子どもの嗜好に合わせた調理方法で取り入れていくことにより食が進む料理となるかと思います。ポイントに合わせたレシピもご紹介しますので、どうぞご参考になさってください!

【まろやかにする】チーズ豆腐焼きのレシピ

香りの強い野菜等にお薦めの調理法は、味付けをまろやかにすることです。幼児食をまろやかな味付けにする方法は、出汁や味噌や牛乳やチーズ等を使用して味付けをすることがお薦めです。

我が家の子供はトマト味が苦手ですが、味噌や牛乳で味を調えることで、酸味が抑えられて食べやすくなり、トマト味の料理でも完食してくれます!

今回は、香り高く苦みを持つ野菜、春菊を使用した「まろやか」レシピをご紹介したいと思います。春菊が苦手な1才以降のお子様に是非お薦めの一品です!

【材料】(4~5食分)
春菊(葉) 2株
人参 1/8本
玉ねぎ 1/4玉
椎茸 大1/2個
豚ミンチ肉 90g
豆腐 80g
1才からのチーズ 1枚
米油 小さじ1
[A]出汁(鰹がお薦め)150cc
[A]味噌 小さじ1.5
[A]てんさい糖 小さじ1.5

【作り方】
1.春菊、人参、玉ねぎ、椎茸をお子さんの食べやすい大きさに切る。

2.米油をひいたフライパンを弱めの中火で熱し、豚ミンチ肉、玉ねぎ、人参を約2分間炒める。

3.(2)に春菊、椎茸を入れて、さらに約1分間炒める。

4.(3)に、混ぜ合わせた[A]を回し入れ、中火に替えて、水分を飛ばすように約5分間加熱する。

5.耐熱皿に、軽くつぶした豆腐、(4)、千切ったチーズを入れる。

軽くラップをして、電子レンジ500w1分30秒間加熱する。

6.(5)のチーズが均等に他の食材と絡まるようにざっくり混ぜて完成。

【衣を付けて焼く】鯵の竜田揚げ風のレシピ

次にご紹介するレシピは、鯵のオイスターソースを使った竜田揚げ風です。魚は骨に気を付けて食べる必要があるため食が進まない、また、青魚の場合、香りが苦手というお子さんもいらっしゃるかと思います。

そんなお子さんにお薦めなのが、衣を付けて焼く調理方法です。苦手な食材は、ひとまとまりにすることで食べやすくなりますし、衣を付けることで、香りも気にならなくなります。オイスターソースをお料理に使い始めた1才以降のお子さんにお薦めの一品です。

また、衣を付けて焼く方法は、淡白な食材が苦手なお子さんにもお薦めです。衣を付けて焼くことでジューシーな食感となり、薄い味付けでもしっかり下味を感じられるお料理となります。是非お試しください!

【材料】(4~5食分)
鯵(三枚おろしにしたもの) 5枚
オイスターソース 小さじ1
マヨネーズ 小さじ2
片栗粉 大さじ2.5
米油 小さじ4

【作り方】
1.三枚おろしにして骨を取り除いた鯵を、お子さんの食べやすい大きさに切る。(お刺身用で販売されている鯵や骨抜き処理をしてあるものを購入されると時短になりますよ!)

2.(1)を入れたボウルに、オイスターソースとマヨネーズを入れて揉みこみ、5分間漬け置きにする。

3.キッチンペーパーで(2)の漬けだれを拭き取る。気持ちしっかり拭き取ってください。

4.片栗粉を入れたビニール袋に、(3)を入れる。ビニール袋を振って衣を付ける。

5.米油をひいたフライパンを弱めの中火で熱し、余分な片栗粉を落とした(4)を並び入れる。

両面が黄金色になるまで焼く。

【見た目に変化をつける】100均グッズでお子様プレートに

多くのママさんが感じられていることかと思いますが、お子さんにとって、見た目は食が進むか否かを決める重要なポイントのひとつです。デコレーションは苦手、デコレーションをしている時間はない、という方でも心配ありません!

100円ショップで購入することが出来る、ライス型抜きを使用するだけで、レストランのようなお子様プレートが完成します。

私自身、デコレーションを得意としていないので、我が家の子供が白米を食べたがらなかった時期にライス型抜きを使用したところ、中身は変わらないにも関わらず、「わー!!」と歓声を上げて完食してくれました!

簡単なデコレーションでもいつもと違う見た目に子どもは喜んで手を伸ばしてくれますよ。是非そのような簡単お助けグッズも使用してみて下さいね!