こんにちは! フードライターの如月柊です。牡蠣のおいしい季節ですが、傷みやすいので早く食べなくてはならないという難しさがありますね。でも、いろいろな牡蠣メニューがあれば、たくさんの牡蠣も味わいを変えて食べられますよね。子どもも同じ料理ばかりだとあまり食べてくれませんが、味わいを変えればパクパク食べてくれること間違いなしです。
もちろん、牡蠣の鉄板メニューとして、牡蠣フライや牡蠣ご飯などもおいしいのですが、敷居が高いと思ってしまいます。平日の夕食はとにかく帰ったらすぐ作って子どもたちに食べさせたい。今回はそんな働くママのための、材料があまりいらずに作れる“牡蠣を一度にたくさん食べるため”の時短で簡単なレシピを紹介します。

牡蠣とベーコンの炒めもの 子どももモリモリ食べられる

最初に紹介するのはメインディッシュになる牡蠣とベーコンの炒めものです。牡蠣といえば、低カロリー・高タンパクなシーフードですが、これをベーコンと組み合わせることで、がっつりパンチのあるボリューム感が出るんです。これだけボリューム感があれば、育ち盛りの子どもがいるご家庭でも満足感のあるご飯になりますよ。

炒めるだけなので、5分ぐらいで完成というところもうれしいですよね。ベーコンの脂が牡蠣に絡んでおいしく、もりもりと食べることができます。ベーコンを使うことでしっかりと味がつくので、難しい味の調整も必要ありません。

【材料】(1人分)
牡蠣 5個
ベーコン(塊) 約50g
酒 小さじ1
塩 少々
こしょう 少々

【作り方】
1.ベーコンを適当な大きさに切って炒める。

2.ベーコンから油がしみ出てきたら牡蠣を投入し、一緒に炒める。

3.(2)に酒をかけまわして、塩こしょうでさっと味付けする。

牡蠣の巻きとろろ昆布蒸し 海の仲間の旨みたっぷりコラボ!

ベーコンでがっつりいったあとは、今度はさっぱり味が欲しくなりますね。牡蠣の巻きとろろ昆布蒸しは、牡蠣にとろろ昆布の旨みがたっぷり移って、牡蠣のおいしさを改めて発見できます。

とろろ昆布は蒸すことで牡蠣のエキスを吸ってしっとりとするので、つるっと食べられ、牡蠣の凝縮したおいしさがたっぷり感じられる一品です。

【材料】(1人分)
牡蠣 3個
とろろ昆布 3枚
酒 小さじ1
ポン酢

【作り方】
1.牡蠣1個をとろろ昆布1枚で巻く。

2.お皿に並べて酒を回しかけて、ラップをかけ、電子レンジで約3分加熱する。

3.ポン酢につけて食べる。

牡蠣のいそべ風醤油焼き 磯の香りがいっぱい!

ちょっとハンパな数だけ牡蠣が余ってしまったというときは、牡蠣のいそべ風醤油焼きがおすすめです。のりがあれば簡単に作れるので、材料があまりないというときでもささっと作れます。

まるで海の家にでもいるような焼き牡蠣の潮の香りが部屋いっぱいに広がり、食欲をそそります。

【材料】(1人分)
牡蠣 3個
醤油 小さじ1
酒 小さじ1
のり 1パック

【作り方】
1.牡蠣に酒を回し入れフライパンで焼く。
2.火が通ったら醤油を回しかける。
3.醤油が色づいたらお皿にとって上からのりを細かく切ってかける。

牡蠣はきれいに下処理をしてから使うようにしましょう。ザルに塩と片栗粉を入れてゆすると汚れがたくさん出てきます。牡蠣は食あたりしやすい食品でもあるので、しっかりと火を通していただくようにしましょう。
ちょっとした時間で作れるので、ぜひ作ってみてくださいね。