3児の母、スポーツ栄養士の馬明真梨子です。カープで盛り上がる広島に住んでおりますが、すっかり寒くなり、朝晩「さむっ!」が我が家の合言葉になりつつあります。
そんな我が家の朝食ですが、ごはんと味噌汁が定番です。私が寝坊してしまうと小学生の長女に「今日は味噌汁ないの?」とまで言われるほど、子供にも定着しています!

朝食こそ温かい料理を食べましょう!

健康的な朝食というと「スムージー」を思い浮かべる方が多いかもしれません。野菜を手軽にたくさん取れ、食べる時間もあっという間で忙しい朝に良いと答える方も多いでしょう。しかし、身体の機能のことを考えると、特に朝食は「温かい」食事が必要です

私達は、寝ている間に平熱よりも体温が下がってしまいます。下がった体温を上げる役割として「朝食」があります。身体の内側は、約37度で保たれています。要は、37度前後で身体の内側の機能がしっかりと働いてくれる、ということです。冷たい飲食物は特に消化吸収を担う胃腸の働きを低下させてしまいます。

温かい食事を食べることで、身体の内側から体温をアップさせ、1日のスタートスイッチが入るのです。

味噌汁はおかずにもなります!

温かい食べ物の中でも特に朝食には「味噌汁」がおススメです。「温かい」料理であること、さらに「おかず」にもなるということで、忙しい朝にこそ食べてほしいです。味噌汁1品だけで、具沢山にすれば「おかず+副菜+汁物」になります。

「料理レシピ本大賞2018」で「みそ汁はおかずです」(学研プラス)という本が料理部門で大賞を受賞しています。私も購入しました! 味噌汁は豆腐とわかめでかわり映えしないと感じている方も多いかもしれませんが、とてもバリエーションが豊富な料理です。

コチラの本もぜひ参考に!

野菜、きのこ類、海藻類など冷蔵庫にあるものや乾物などを加えてもOKです。我が家では具材を最低3種類入れています。

朝食では必ずたんぱく質を摂りたいので、味噌汁以外のおかずがなければ「肉、魚、大豆製品、卵」のどれかをメニューに取り入れましょう。

幼児食にも離乳食にも味噌汁は最適!

味噌汁は取り分け料理ができるので離乳食にも幼児食にも最適です。我が家では「かつおだし」を毎回とっています。沸騰した鍋に片手ざるを重ね、かつおぶしを入れ煮だす方法です。ズボラですが時短です!

私のズボラな出汁のとり方

だしをしっかりとることで、味噌をたくさん入れなくてもうま味が増しますし減塩にもつながります。また食材を煮ることでお子さんに合わせた固さに調理することができます。

さらに味噌はお米と組み合わせることでたんぱく質の栄養価(アミノ酸価)が満点になり、発酵食品であることから腸内環境を整える効果もあります。腸を整えることは「免疫力」を高めるので特に風邪やインフルエンザは流行する今の時期にこそ食べたい料理です!