瀬戸内の景色を愛でながら食べたいノスタルジックな駅弁【たべ鉄女子:漫遊弁当】
広島の東部の玄関口である福山市。古くから交通の要所として栄え、広島市に次ぐ市として、瀬戸内海の経済や文化の要の都市です。そんな福山駅で買えるのが「漫遊弁当」。瀬戸内海沿いを電車で巡りたくなる、ノスタルジックなパッケージが旅情を誘います。そんな「漫遊弁当」を紹介します。
「漫遊」の文字と長閑なイラストで瀬戸内の魅力を伝える
まずはこのパッケージをゆっくりとご覧ください。穏やかで長閑な瀬戸内の景色が繊細なタッチで描かれています。この絵を見ていると、海岸線を巡りたくなりますね。14㎝×20㎝×5㎝の小ぶりなサイズで持ち運びにも便利!
パッケージをとると、金色の蓋が!パッケージの素朴さとのギャップに驚きました。繊細な箸袋の絵柄と爪楊枝が別になっているところに、上品さを感じます。金色のお弁当と合わせると、エレガントですよね。
レベルが高すぎる!存在感たっぷりの煮穴子と地元のブランド牛の旨煮を味わって
金色の蓋を取るとまず目に入るのが煮穴子。おいしそうに照りがあり、ふんわりと柔らかそうな煮穴子に、製造元の浜吉さんの心意気を感じます。その上にあるのが牛肉の旨煮。福山にある「なかやま牧場」のお肉を使用。飼育方法にこだわり、安心安全な牛肉の提供に尽力する同牧場ならではの牛肉を使用するところにも浜吉さんの熱意を感じますね。
まずはお品書きをチェック!小ぶりながらも充実の内容です。
・ご飯
・煮穴子
・焼き鮭
・牛肉の旨煮
・卵焼き
・海老天
・ワサビ菜
・鶏唐揚
・酢の物(ごぼう、大根、人参)
・味付け椎茸
・ちりめん山椒
まずはおかずを堪能。山椒のパンチが効いた「ちりめん山椒」が絶品。海老天もプリップリ。卵焼きは甘めです。すこし伊達巻のようなスポンジみたいな食感は好き嫌いがわかれるところ。
野菜らしい野菜がこの酢の物と味付け椎茸ぐらいなのが残念。動物性のおかずが多いので、箸休めにももうちょっと量も欲しいかなというところ。鶏の唐揚げは南蛮風。この一角は酸味のものがそろいます。
やはりメインはこちらの2点でしょうか。1080円のお弁当とは思えないほどの、穴子の大きさと柔らかさです。この穴子だけでも価値がありますよ。甘めの味付けの牛肉にピリッとアクセントになるわさび菜で、ご飯がすすみます。
ご飯がしっかりと敷き詰められているので、左側がずっしり重たいこちらのお弁当。おかず側から持ち上げたら、バキッという音が・・・。しっかりご飯が詰まっている証拠ですね。
コンパクトボディからは想像できないパワフル駅弁
この穏やかな見た目とサイズとは裏腹に、けっこうなパワフル弁当でした。ずっしりと重みのあるご飯の量でしょうか? 最後は苦しくなるほど食べ応え十分です。動物性タンパク質が豊富なのも食べ応えに関係しているかも。もう少し野菜があると女性には嬉しいかもしれませんね。しっかり食べたい時には、おすすめの駅弁です。
<まとめ>
オシャレ(カワイイ):繊細タッチで描かれたノスタルジックなパッケージ
コスパ:煮穴子&地元ブランド牛まで!充実のラインアップ
ヘルシー:野菜酢の物と椎茸くらい…結構なパワフル弁当
食べやすさ:充実のおかずで、敷き詰められたご飯もすすむ♪
<販売情報>
「漫遊弁当」
価格:1,080円(税込)
主な販売駅:福山駅、三原駅、岡山駅
製造:株式会社浜吉(0848-62-2121)
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