栄養満点!「烏骨鶏の卵」で贅沢な卵かけご飯【7月21日は、烏骨鶏の日】
広島県東広島市在住のたべぷろ編集部員の椛山瑛です。7月21日は烏骨鶏の日です。岐阜県と香川県にある企業4社が、美容・健康に良く、栄養価に優れている烏骨鶏の魅力を、より多くの人に知ってもらうことを目的に制定されました。ビタミン鉄分など栄養が豊富に含まれ、薬膳料理などにも使われる烏骨鶏。広島は主な産地の1つです。栄養満点な烏骨鶏の卵をシンプルに味わってみました。
国の天然記念物に指定されている烏骨鶏ってこんな鳥
烏骨鶏とは、ニワトリと同種で、国の天然記念物に指定されています。羽の色が、白と黒の2種類が存在しています。黒い骨という意味の「烏骨」という字の通り、羽の色によらず、皮膚や内臓、骨などすべてが黒い色をしているのが特徴です。
その体のほとんどは羽で、重さは1kgほどしかなく、食肉としてより、スープの鶏ガラとして使われることが多いのだとか。また、ほかのニワトリに比べて卵を産む回数が非常に少ないのも特徴です。
通常のニワトリは年間300個近く生むのに対して、烏骨鶏は60個ほど。生む回数が少ない分、1つの卵に栄養が凝縮され、栄養豊富な卵になっています。市場では1個が300円~500円、ところによってはそれ以上の価格で販売されているのも納得しますね。
烏骨鶏の卵と鶏卵を比べてみよう
烏骨鶏にはビタミンや鉄分、亜鉛、カルシウム、DHA、EPAなどが豊富に含まれています。その栄養価の高さから、中国では古来より薬膳料理の材料として重宝されていたようです。
烏骨鶏の卵は、鶏卵に比べたら若干小ぶり。鶏卵のSSサイズぐらいでしょうか。色は薄いオレンジ色をしています。重さも鶏卵に比べると約6割ほどしかありません。
左が烏骨鶏の卵、右がスーパーで買った鶏卵。卵の黄身の色の違いは、食べている餌によって違ってくるのですが、烏骨鶏の卵は全体量から見て黄身が大きいと言われます。写真で見比べても、黄身の大きさはほとんど変わらないのに、白身の量は倍ほど違っていますね。
いざ実食! 烏骨鶏の卵料理で栄養満点
シンプルな料理ほど、素材本来の味がわかるもの。烏骨鶏の卵を味わうために「ゆで卵」と「卵かけご飯」にしてみました。
まずはゆで卵から、左が烏骨鶏、右が鶏卵です。ゆで卵にすると白身の少なさが一目瞭然ですね。しかし食べてみると黄身のボリュームがすごく、口の中がもったりとしました。黄身だけを食べているかのよう。味も濃厚に感じました。
究極の卵料理といえば、やはり卵かけご飯。とてもシンプルな食べ方なだけに、卵そのものの味が味わえました。こちらも黄身が多い分、かき混ぜている時からトロッとしていたたのですが、食べると意外とあっさり。さらりと食べることができました。
産卵数が少ない烏骨鶏の卵。広島は産地とはいえ、それほど気軽に手に入るものではありません。道の駅やJAの産直市場などで時々販売されています。なかなか手に入らないものですが、見かけた時は食べてみてくださいね。
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