カルシウムとビタミンDが一緒にとれるヨーグルトを朝食に
ダノンジャパンはこのほど、カルシウムの吸収を助ける栄養素であるビタミンDに関するアンケート調査を実施、小学生の子を持つ親の13.7%だけがビタミンDの役割を認識している、という結果を公表した。さらに、この低い認知度の事実を受けた専門家の見解も合わせて発表。ビタミンDの重要性を発信しながら、手軽にビタミンDとカルシウムを一緒に摂取できる朝食メニューを提案している。
同社は昨年11月から今年1月にかけて、全国4会場で開催された「ダノンネーションズカップ2018 in JAPAN」に特別協賛。同イベントは12歳以下の世界一を決める国際サッカー大会で、FIFA公認の権威あるサッカー大会だ。
同社は、その会場で子どもの応援に来た親など846人にビタミンDの理解に関する調査を実施。「ビタミンDの役割について知っていることを教えて下さい」との問いに対し、およそ13.7%しかその役割を知らない、との分析結果を得た。
これに対して、女子栄養大学の上西一弘教授(栄養生理学)は「ビタミンDが不足すると小腸や腎臓からのカルシウム吸収に影響を及ぼし、骨や歯の形成がうまくいかなくなる。赤ちゃんや子どもではくる病、成人では骨軟化症を引き起こす場合もある」と説明。若いころからビタミンDとカルシウムを食事で十分に取ること、ビタミンDの生成を促す適度な日光浴と運動に配慮することを呼び掛けている。
同社は上記のアンケートと合わせて朝食に関する意識調査も実施。栄養バランスや調理時間に悩みを抱える親の9割超が「子どもの朝食にヨーグルトを食べさせたい」と回答した。その理由として「カルシウム摂取のため」と答えた割合は9割を超えたという。
この結果を受けた管理栄養士の磯村優貴恵氏は「カルシウムを摂取できる骨まで食べられる小魚や、ビタミンDを添加した乳製品などは手軽に摂取できる。これらを使ったメニューが1品あるとよりバランスの良い食事になるのでは」とコメント。
「すりおろしりんごとはちみつレモンのヨーグルト」や「梅とじゃこのごまおにぎり」などの朝食レシピを提案し、カルシウムの効率的な吸収に役立つビタミンDを、意識的に食事に取り入れることを勧めている。
なお、同社は3月末に4年ぶりに「ダノンヨーグルト」をリニューアル。1カップに小学生1日分のビタミンDを含有する栄養機能食品として再出発した。
◇日本食糧新聞2018年7月18日号の記事を転載しました。
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