千葉県習志野市在住の管理栄養士・宮崎亜矢です。幼稚園生活において、お弁当の時間はとても大きなウエイトを占めています。そのため、お弁当の時間は子どもにとって楽しい時間であってほしい!と願うママさんは多くいらっしゃると思います。今回は、お弁当を完食できるようなレシピのポイントを紹介していきます。

お弁当を完食できない理由

お弁当を完食できない理由は、子どもによってさまざまです。イレギュラーな体調不良という理由を除いた、完食できない慢性化理由をいくつか挙げていきます。

1、好き嫌いが多く、完食できない。
2、食が細くすぐにお腹いっぱいになってしまうので、完食できない。
3、食べるのが遅いので、時間内に食べ終われない。
4、気が散ったり、遊び食べをしてしまう。
5、集団の中での食事が苦手。

今回はこの中の2と3の理由に注目して、「食が細く食べるのが遅い子におすすめのお弁当レシピのポイント」を紹介していきます。

一口サイズは鉄則!

まずは、子どもが一口で食べられるおかずを入れてあげましょう。箸やフォークで取ったら、そのまま口に入る大きさにすることが大切です。自分で半分に切ったり噛みちぎったりという工程をしなくてよいのも、時間内に食べ終われるようにすることのポイントです。

年齢的には自分で切ったり噛んだりしてもらいたいという親の気持ちももちろん分かりますが、それは時間に大きな制限のない家庭での食事の時にしましょう。

型抜きを使って量を減らそう!

調理後の食材をそのままのサイズでお弁当に入れるのではなく、型抜きを使ってさらに小さくカットしてしまいましょう。そうすることで子どもの興味をそそるとともに、食材自体の量を減らすことができるので完食へ近づけることができます。

階段のように重ねてみよう!

上記の画像は、ハート型の卵焼き→ハート型のチーズ→丸型のカニカマの順番に階段のように重ねたものになります。そうすることで子どもは自然に上から順番に食べるので、小さいものから徐々に大きくなっていき違和感なく食べられるはずです。

また見た目もおもしろく、重ねる食材によってさまざまな色合いを出すことができます。

まとめ

お弁当レシピのポイントは、いかがでしたか?お弁当の完食は子どもにとって大きな励みと自信に繋がり、より幼稚園生活が楽しくなることでしょう。

親としても子どもが、全部おいしく食べてピカピカのお弁当箱を持って帰ってきてくれたら、なによりも嬉しいはずです。ぜひ、子どもの成長のサポートにお弁当作りにひと工夫してみてください。