3児の母、スポーツ栄養士の馬明真梨子です。離乳食コラムに登場する次女、1歳4ヶ月になりました。日々赤ちゃんっぽさが抜けてきて、嬉しいような寂しいような複雑な気持ちです。そんな次女は、いろんなことに興味津々。食欲旺盛の秘訣には食事の時間以外も大切です。多様な興味を持つ時期には食べること以外でも、食べる意欲を育むことはできます。

1歳は自我が芽生える時期

ちょうど自我が芽生え、自分の意思を伝えてくれる時期です。「イヤ」という言葉を発しなくても、表情やしぐさ、行動で教えてくれます。もちろんそのサインはお子さんによって様々です。

うちの次女は、今食べたくないものの時は口からペッとだしたり、自分で取って食べたいときは顔をプイっとしたり、もうごちそうさまの時は首を振ったりお皿を投げたり。上の子達の時は、母親として余裕もなくこういった気持ちを受け取れていなかったなと3人目になって感じています。

この日も私はこれが食べたいんだ~と猛アピールされました

少しだけ余裕のある次女の子育て、食育。こんなに食事の時間でもいろんなサインを出しているんだなと日々観察中です。お子さんの気持ちを受け取ると食事の時間もスムーズに楽しくなります。みなさんもサイン受け取れていますか?

お兄ちゃんと一緒や好きなキャラクターが嬉しい

自我が芽生えると同時に食べムラも増すように感じます。自我が芽生えるという観点からは自分の好き嫌いや意思がハッキリしていて良いと思いますが、母としては食べてほしい。きっと皆さんも同じではないでしょうか。

食べる量、好き嫌いも気になることですが、まず大事なことは食べることに「興味」をもってもらうことです。興味がなければ「食べる」に繋がりません。

次女は大好きなお兄ちゃんと同じように、お弁当箱につめて、同じようにおにぎりを作ってあげるといつも以上にルンルンです。

ラップにデコってアンパンマン&おにぎりマン

兄弟がいない場合は、例えば同じくらいの子と一緒に食事をする機会をつくってあげることも刺激になります。友達親子とランチ会や支援センター等でみんなと食べることも「食べたい」意欲を育みます。

食事の見た目だけでなく、食べる環境や雰囲気にも気を配れると良いですね。

興味をもったらチャレンジしてみる!

キッチンで私が料理をし始めると必ず次女もやってきます。ママがどんなことをしているのかよく見ており、ママのマネをしているようです。

炊飯器は熱いので普段は「アチチ」と伝えているので、いたずらなどはしません。保温を切り冷めた時に、ママと同じようにごはんをよそってもらったりしています。

冷めた炊飯器でごはんをすくおうとチャレンジ!

一見危ないと感じることでも、まず危ないことを子どもに伝えること、保護者が工夫することで、子ども達のチャレンジを後押しできます。

普段の生活、遊びの中で「食」に関することを様々な視点から興味をもちチャレンジすることで、食べる意欲だけでなく子ども達の心身を豊かに育みます。絵本やおままごとでもOK。ぜひご家庭でも興味をもったことにチャレンジしてみてください。