フランス北西部ノルマンディー地方在住のトラベルコーディネーター小川裕子です。夏至を過ぎ、6月末は各地で音楽祭が開催され、楽しいムードが町中に広がっています。息子の小学校は7月6日が終業式。フランスは学校行事の式典(入学式や卒業式など)がないので、そのまま夏休み入りです。今回はカマンベール発祥の地「カマンベール村」と、夏野菜ズッキーニと一緒に楽しむカマンベールの簡単メニューのご紹介です。

200年以上の歴史があるカマンベール村のチーズ

カマンベールは世界的に有名なチーズです。発祥の起源となるのはノルマンディー地方のオルヌ県にある「CAMEMBERT」村、人口200人弱の小さな村です。

カマンベール村の資料によると「1791年 フランス革命下に逃亡をして来た神父様が この村の農婦マリー・アレルさんにチーズ生産法を伝授、そこからカマンベールが誕生した」とのこと。200年以上の歴史があるんですね。

ノルマンディー調の可愛らしい木組み建築の建物とチーズの看板が目印の「カマンベール美術館」。中に入ると世界で「カマンベール」という名の付くチーズがずらりと並んだ展示もあり、日本のチーズもたくさん見かけました。

簡単レシピ、夏野菜とカマンベールのコラボ

以前、「カマンベール」をバーベキューで楽しむ食べ方をご紹介しました。

トロトロのカマンベール焼き!ノルマンディーのバーベキューでの楽しみ方

カマンベールの食べ方アレンジを地元のお友達に聞いてみると 焼いたり、グランタンにしたり、といろいろな方法を教えていただきました。夏野菜のズッキーニと共に、お料理が下手な私でも簡単に出来るレシピを教えていただきましたので、ご紹介いたしますね。

作り方はとてもシンプルでパイ生地のシートを細長く切り、その上にズッキーニの輪切りを並べます。

その上にカマンベールチーズをスライスしたものを乗せて、くるくると丸めます。カマンベールをスライスしたものをたっぷり乗せておりますが、カマンベールの量はお好みでどうぞ。


その後はオーブン180度で20分ほど焼くだけ!

ほどよく焼けたカマンベール、お味は?

ズッキーニがほどよく焼けてきたころを見計らって、オーブンから取り出してみました。見た目にも綺麗なお花のような形に。

サクサクしたパイ生地と、シャキっとした食感に仕上がったズッキーニ、そして中にはとろーり溶けたカマンベールが口の中で絡み合い、とても美味しかったです。

チーズ好きな方は是非、カマンベール村をお勧めです。

La Maison du Camembert

住所 Le bourg 61120, CAMEMBERT
電話 02 33 12 10 37