キットカット「いきなり団子味」で熊本の農業応援
ネスレ日本は日本財団の協力を得て、16年4月に発生した熊本地震で被災した農業を応援するため、1袋当たり10円の支援金が商品価格に含まれた「キットカット いきなり団子味」を、2日から全国のスーパーマーケットで販売を開始した。第1次産業を支援する「未来へ繋がる農業支援」をテーマにした新たな応援活動を開始する。
ネスレは、受験生応援の代名詞となった「キットカット」を通して、07年の新潟県中越沖地震以降、消費者の声に応える形で自然災害の被災地の復興を応援してきた。11年に発生した東日本大震災の被災地の復興を応援する「キット、ずっとプロジェクト」では、岩手県の三陸鉄道とともに沿線地域の住民を支援するさまざまな活動を継続的に展開している。
16年の熊本地震発生後は、三陸鉄道沿線住民からの「九州・熊本を応援したい」という思いに応え、東北からエールを送る活動を支援するさまざまな取組みを行っている。
東日本大震災では、漁業・農業をはじめ、地域に根付き名産を育んできた第1次産業も大きな被害を受けた。三陸鉄道沿線住民と一緒に熊本地震の被災地を巡る中で、熊本の農業支援の必要性を実感し、今回、「未来へ繋がる農業支援」をテーマにした新たな応援活動を開始する。
寄付金付き新商品「キットカット いきなり団子味」(11枚入り、500円税別)は、サツマイモとあんこを小麦粉の生地で包んで蒸した熊本の郷土料理「いきなり団子」をモチーフに開発。地元・熊本県産さつまいものパウダーを使用し(製品中0.1%)、その優しい味わいを表現。1袋当たり10円の支援金を、日本財団を通じて熊本の農業支援のために寄付する。
3年目へ向けた新たなプロジェクトとして、震災の記憶の風化を防ぎ、継続的な被災地支援の輪を広げるため、日本財団との共同プロジェクトとして、新たな支援活動を開始。熊本の農家・農業関連団体と一緒に地元の名産品を使った新商品開発を目指しながら、継続的な活動に取り組む。
◇日本食糧新聞の2018年4月6日号の記事を転載しました。
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