中欧・ハンガリーの首都ブダペスト在住のフードライター旅野きっこです。ヨーロッパ各地に点在する美味しいグルメをお酒とともに楽しむ日々を満喫しています。
今回は「4月8日・炭酸水の日」にちなんで、これからの季節、ヨーロッパで大人気かつ定番ドリンクである「レモネード(ハンガリー語でリモナーデー)」をご紹介。酸味と甘みの融合するこの飲み物、「日本でも定番化すればいいのに!」と思うほど美味しくて超おすすめなのです。

炭酸水の日とは?

なぜ、4月8日が炭酸水の日となったのか? その理由は「4=シュ、8=ワッ」のシュワッというゴロから。そのまま飲んでもオイシイ! 何かと割ってもオイシイ!炭酸水の普及PRとして「サッポロ飲料(現ポッカサッポロフード&ビバレッジ株式会社)」により制定されました。

そんな炭酸水、ヨーロッパでは日常的な飲み物として飲まれています。水はガス入り、ガスなしと色分けされて売られており、微炭酸というものも。ちなみにハンガリーではガス入り(炭酸水)が青のキャップ、ガスなしがピンクのキャップ、微炭酸が緑のキャップで売られています。

炭酸水で割ったレモネード(リモナーデー)には、たくさんの種類が!

ハンガリーのレストランやカフェでは99%以上の確率で用意されているレモネード(リモナーデー)。お店によってレシピは多少異なりますが、基本はレモン、オレンジ、ライムなどの柑橘系をグラスにたっぷり入れて果肉を潰し、そこに甘みを出すシロップをちょっと入れ、炭酸水で割るというもの。

甘みのシロップも人工的な感じがせず、とにかくフレッシュです。もうひとつお伝えするべきことが、フレーバーの種類の豊富さ。

一番シンプルなレモン、オレンジ、イチゴやミント、生姜、エルダーフラワー、マンゴーなど、自分の好きなフレーバーを気分に応じて選べるのです。そして、どれもとにかく人工的な味がせず、天然の材料をそのまま使っているのでとにかくフレッシュ!

また、氷をクラッシュするフローズンタイプのものもあります。とにかくオイシイですよ!

レモネードはヨーロッパの春・夏の風物詩!

日本より湿度は遥かに低いとはいえ、ヨーロッパの気温の高さは日本の夏を上回ります。ヨーロッパの街を夏場に歩くと、とにかくジェラートやレモネードが欲しくなります。

レモネード(リモナーデー)は夏場はもちろん、春先から飲んでいる人が多くいます。といってもハンガリーは春・秋があまりなくて、夏と冬がとても長いのです。

空気は年間通して日本よりかなり乾燥しているので、フルーティかつジューシーなレモネードは必需品。時々残念なレモネードに当たることもあるのですが、お店ごとにちょっとずつ味が異なり、「ザ・ベスト」と感じるほど美味しいレモネードに出会うのが楽しみ。

また、イチゴはこの店がおいしくて、ミントはここ、レモン・オレンジはここのがベストというように、それぞれお気に入りがあるのですよ!

柑橘のスッキリジューシーな味、さらに追加されるジューシーなフレーバー各種。炭酸水のシュワシュワで甘酸っぱくてスッキリ染みるレモネード、ハンガリーに来られたらぜひ試してみてください!