日本酒にも合う!酒どころ城島の日本酒スイーツ
こんにちは。毎年2月の楽しみといえば「新酒が飲める酒蔵びらき!」の管理栄養士の大山加奈恵です。
九州は焼酎のイメージが強いですが、実はとっても美味しい日本酒が多く作られている場所でもあります。秋に収穫された新米を仕込んだ日本酒が飲めるようになるのがこの時期。九州でも各地で酒蔵びらきに合わせてイベントが開催されています。皆さんも日本酒の魅力を発見しに、酒蔵びらきに出かけてみませんか。
福岡県城島地区の酒蔵びらきで日本酒の魅力を再認識
福岡県久留米市城島地区で開催されているのが、城島酒蔵びらき。なんと今年で第24回目です。今年は2月17~18日に行われましたよ。
城島地区は、兵庫の灘、京都の伏見、広島の西条とならぶ酒処として有名なのです。近くを流れる筑後川の豊富な水、筑後平野の美味しい米、香り高い日田杉と恵まれた環境に、三瀬杜氏の素晴らしい技術が出会い、古くから酒造りが盛んな地域です。
今も9つの蔵元があり、個性豊かなお酒を作り出しているので、日本酒好きにはとても人気の地域なんですよ。
メイン会場では、8つの蔵元の酒の飲み比べ、日本酒にあう肴を食べながら楽しめる角打ち、筑後の食材を使った美味しい元気鍋を堪能できます。
そして美味しい日本酒ができるようにと、筑後の酒蔵で代々歌い継がれてきた酒造りの唄のお披露目もあって、日本酒の味だけでなく歴史を感じながら、ほっこり楽しく日本酒を満喫できるのが、このイベント。なんと毎年10万人もの人か来場する九州最大の酒蔵びらきなんです。
今年はあいにくの天候でしたが、よいお天気だったらもっと来場者が多かったかも。ぜひ来年は皆さんも、参加してみてはいかがですか?
限定日本酒スイーツ「杜の和らぎ」は、杜の蔵+左衛門のコラボ商品
実は、毎年酒蔵びらきでしか買えない限定の日本酒スイーツがあるのです。その名も「杜の和(やわ)らぎ」。
この商品開発には私も携わっています。7年前に友人の「杜の蔵」の現社長さんが日本酒を使ったスイーツを蔵開きで売りたいという希望があり、仲間と一緒に商品を企画しました。そして、博多の銘菓、「博多ぶらぶら」を作る左衛門さんに製造をお願いしたところ、快諾していただき、商品化が実現したのです。
「杜の和らぎ」の名前の由来は、日本酒を飲むときに間に飲む水=和らぎ水(やわらぎみず)です。酔いを抑えたり、口の中をリフレッシュして日本酒をさらに美味しく楽しむためのお水です。
酒蔵びらきのときには、杜の蔵では、日本酒を仕込むときに使う仕込み水が用意されています。和らぎ水を片手に、日本酒を楽しむのが日本酒通ですよ。
「杜の和らぎ」は毎年約1500個限定で販売しています。1年に1度、城島の蔵びらきでしか買えないということで、毎年購入して頂けるリピーターさんも多く、なんと一人で50個以上も買ってくれる方もいるほど。私も仲間と一緒に毎年売り子をしています。
商品は、日本酒入りのクリームチーズ餡+博多あまおうのイチゴジャムを求肥でつつんだ洋風大福です。一口噛むとふわっとしたクリームが口の中に広がり、何個でも食べられます。
買ってくださったお客さんの「むちゃくちゃ美味しい!」という声を聞くと、本当に嬉しいですね!毎年売り切れの人気スイーツ。来年の城島蔵びらきで、ぜひご賞味くださいね!
日本酒は美活食材。美肌・保湿・冷え性にもオススメの発酵飲料
昔から日本酒づくりに関わっている人は、顔や手がしっとりスベスベで、色白な人が多いと言われます。日本酒を化粧水代わりに使ったり、お風呂に入れたりなど、美容への意識が高い人は日本酒をよく使っていますよね。日本酒の内容から、美容や健康への効果を調べてみました。
美白効果(シミ・くすみ予防)
日本酒に含まれるコウジ菌がシミやくすみの原因になるメラニン色素の生成を抑制します。
冷え性の改善・肩こり解消
日本酒に含まれるアデノシンは血液の流れをよくしたり、体温を高くする効果があると言われています。肩こりは血液が滞っている状態なので、血液の流れがよくなることで解消される効果が期待されます。
保湿効果
日本酒が発酵されるときにアミノ酸が豊富に作られます。アミノ酸は水分と結合したり、肌に潤いを与える働きがあるので、しっとりスベスベした肌を作る保湿効果があると言われています。
日本酒は適量であれば、女性に嬉しい効果を持っているのですね。ほろよい気分で日本酒を楽しんだ次の日には、しっとりもっちり肌の日本美人になっているかもしれません。
もちろん、飲み過ぎには気をつけて! 適量は1日1合程度、休肝日を週に2〜3日をもうけて、日本酒を楽しんでくださいね。
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