自然由来の甘味料でおいしい和食やスイーツも
BIO料理研究家の倉岡生夏です。みなさんは普段どのくらい甘い物を食べますか? 私は糖尿病の一歩手前と診断されてから摂取しているお砂糖に気をつけています。最近「白砂糖不使用」という言葉を目にしませんか? 白砂糖と他の甘味料はどのような違いがあるのでしょうか。
糖尿病の一歩手前だった時は…
お砂糖は私たちが普段食べているお菓子はもちろんのこと、料理や飲み物にもたくさん含まれています。そんな砂糖を摂りすぎてしまうとどうなるのでしょうか。
私が白砂糖をとりすぎていた時は、
- 寝起きが悪い
- 常習性があり、常に食べたくなる
- 身体が冷えやすい
- むくむ
- 気分の上がり下がりが激しい
このような症状がみられました。甘い物を食べると疲れが飛んだ気持ちになったり、目が冴えた気がしますよね。
私もそうでした。なぜかというとGI値(グリセミック・インデックス=食後血糖値の上昇度を示す指標)が高い砂糖は、血中に取り込まれるのがとても速いので急激に血糖値が上がるからです。
砂糖のGI値は
グラニュー糖 :110
上白糖 :109
三温糖 :108
水飴 :93
はちみつ:88~40(アカシアは40)
メープルシロップ:73
甜菜(てんさい)糖 :65
アガベシロップ:21
オリゴ糖 :10
高GI値は70以上といわれているので、グラニュー糖や白砂糖は高GI値です。
私が寝起きが悪かったり気分の上がり下がりが激しいと感じていたのは、白砂糖を摂りすぎていて血糖値の上下が激しかった可能性があると考えられます。
そんなことをいっても甘いものを食べたいですよね。
自然由来の甘味料を上手に使いましょう
そこから私は全てのお砂糖を甜菜糖、またはアガベシロップ、はちみつなどに変えました。
それが不思議。こちらの味に慣れると甘さもきつすぎず、でもしっかり甘くて和食やスイーツで使っても何も問題はありませんでした。
小さいころから甜菜糖やアガベシロップなどに触れられたらいいのではと思いました。
甜菜糖やアガベシロップで和食
作り方は簡単。お砂糖と書いてあるレシピを甜菜糖やアガベシロップに変更するだけです。
鰤の照り焼き、肉じゃがは甜菜糖を使いました。お稲荷さんの酢飯はアガベシロップを使用。酢飯は、綺麗にまぜないと砂糖がたまに固まっていたりしますよね。アガベシロップですと液体なのでご飯にもなじみやすく便利です。
和食には砂糖が欠かせないので砂糖の種類を変えるだけでよりヘルシーになりますね。
スイーツでも甜菜糖は大活躍
甜菜糖と卵白でメレンゲもつくれます。
メープルシロップをトッピングしました。
ガトーショコラも甜菜糖で。こちらも普通のレシピの砂糖を甜菜糖に変えるだけです。色も少し茶色い甜菜糖やアガベシロップも混ぜてしまえば気になりません。
糖尿病の一歩手前だった私もお砂糖を変えることで自然と摂取する量が減り改善されました。寝起きや顔のむくみもなくなりました。気づけてよかったなと思います。
もうすぐバレンタインですね。手作りされる方は砂糖を変えて作ってみてはいかがですか? 美味しくて健康にもよければ一石二鳥ですよね。お家のお砂糖チェンジをオススメします。
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