伊那食品工業は、家庭用商品「かんてんぱぱ」から「寒天パスタ」を10月から発売している。生パスタのような食感、風味、麺長を目指して約3年がかりで新開発した専用の「特製寒天麺」を使用。寒天由来のヘルシーさに加え、水を入れてフライパンや電子レンジで加熱調理する簡便性も備えている。

フレーバーは「ほうれん草&クリーム」=写真、「なす&トマト」(各1食入り、税込み443円)の2種類。「特製寒天麺」はフィットチーネに近い太目の仕上げで、ゆでたスパゲティ(日本食品標準成分表2020年版)と比べて糖質は約95%、カロリーは約85%それぞれカット、食物繊維は約2倍の6g以上を含んでいる。

寒天パスタ

調理は、水250mlを加えてフライパンや電子レンジで加熱するだけ。「特製寒天麺」は水を吸収して膨らむため「腹持ちも十分」(同社)で、「フライパン一つで調理できるため、アウトドアシーンなどにも最適」と提案する。

そのほか同社は、寒天シリアルやナッツ類、乾燥フルーツなどをバー状にした「寒天グラノーラBAR」シリーズに、「カカオ」(5本入り、税込み860円)を追加した。発売は同日。いずれも、同社直営の「かんてんぱぱショップ」各店、通信販売などで販売している。

◇日本食糧新聞の2022年10月17日号の記事を転載しました。