海藻の総合メーカーであるカネリョウ海藻は、新商品「たまねぎもずく三杯酢」＝写真＝を6月から全国で販売している。同品は、昆布だしが効いた三杯酢にソテーした北海道産の玉ネギをふんだんに入れており、玉ネギの甘味や香り、もずく三杯酢のサッパリとした酸味を引き立たせている。従来のもずく三杯酢のようにそのまま食べるだけでなく、ドレッシングのように「かける」用途にも適している。同社ではサラダやそうめん、ステーキなどにかけるアレンジレシピも提案している。

開発担当者は「特に夏本番を迎えるこれからの季節にピッタリな、サッパリとした味わいに仕上がっている。ドレッシングのような使い方もお勧めなので、生活の中で気軽にもずくを食べてもらえる機会を提供できると思う」と語っている。

カネリョウ海藻は基礎研究から商品開発、製造・販売までを一貫して行う海藻の総合メーカーで、品質管理・衛生管理については国際的な食品安全管理規格の一つであるSQFを取得するほか、海藻など原料の産地判別のためは同位体判別検査を取り入れている。同社では「一人でも多くの方にもずくのおいしさを味わってほしい」との思いから、「シークワーサーもずく」や「カリカリ紀州梅もずく」など、多彩なもずく関連商品の開発に取り組んでいる。

◇日本食糧新聞の2022年6月15日号の記事を転載しました。