菜の花は一つの花の名前ではなく、アブラナ科の草花の総称で、現代の観賞用菜の花は外来種のセイヨウアブラナがほとんどです。食用としての「菜の花」は和種が多く、千葉・南房総の切り花や養蜂用に栽培してきた和種アブラナの苦味を抑えて食用に改良したものや、京都・伏見特産で主に花蕾を食べる「寒咲花菜」という素敵な名前の菜の花が有名です。そほろ苦さと甘さは、この季節、食べ逃したくない味です。

ビタミン・ミネラルがたっぷりの、緑黄色野菜の優等生。苦み成分がイソチオシアネートに変化し、抗がん作用も期待できます。薬膳学では血にある熱を取り除き、血流を改善します。解毒の働きもあります。香り・苦みでリフレッシュとデトックスができる「菜の花と鶏ささみのゆみそあえ」のレシピをご紹介します。

【材料】(2人分)
菜の花 1/2袋(120g)
鶏ささみ 1本(70g)
クコの実 大さじ2
ゆずの果汁 大さじ1
ゆずの皮(せん切り) 少々
みそ 大さじ1
砂糖 小さじ2


【作り方】
  1. 菜の花はさっとゆでて3cmに切る。クコの実はお湯につけて戻す。鶏ささみは電子レンジ(600W)で2分半蒸して、手でさく。
  2. ボウルにみそ、砂糖、ゆずの果汁を入れて混ぜ、菜の花、クコの実、(1)のささみを加えてあえる。
  3. 器に盛って、ゆずの皮のせん切りをちらす。

※エネルギー99kcal たんぱく質11.3g 塩分0.5g(1人分)

(東京栄養士薬膳研究会 管理栄養士・国際薬膳師 岡本正子)

◇百菜元気新聞の2022年3月1日号の記事を転載しました。