日に日に厳しい寒さも和らぎ、春の陽気を感じられるようになりました。ひな祭りに飾ったり食したりする菱餅の3色にはそれぞれ特徴的な意味があります。ピンク(赤)には「魔除け」「先祖を尊ぶ心」、白には「子孫繁栄」「長寿」、緑には「厄除け」「健康」という意味が込められているといわれています。そんな菱餅の色合いにもぴったりな「ひやむぎ」を使った散らしそうめんをご紹介いたします。クラムチャウダーにそうめんを入れていただく、いつもとは違ったそうめんレシピと合わせて兵庫県手延素麺協同組合(揖保乃糸)よりご紹介します。レシピ動画も是非ご覧ください。

ひなひやむぎ

画像提供 兵庫県手延素麺協同組合

菜の花には強い抗酸化作用があり、免疫力を高め、がんを予防する効果も期待されています。また、ビタミンCも豊富に含まれ、血管を強化や美肌育成にも期待ができます。ピンク(赤)、白、緑の色合いでひな祭りにもぴったりなひやむぎレシピとなっていますので、ぜひお家で作ってみてください♪

【材料】(2人分)
ひやむぎ 1束
菜の花 100g
塩 小さじ1
えび 4尾
卵 1個
オリーブオイル 小さじ2
いくら醤油漬け 大さじ2
めんつゆ(ストレート) 適量

【作り方】

  1. 大きな鍋で沸騰したお湯にひやむぎを入れて、5分(かため)~8分(やわらかめ)で軽くほぐしながら茹でる。清水でもみ洗いし水気をきる。
  2. 菜の花は下部のかたいところを切り落とす。鍋に湯を沸騰させ、塩を入れて菜の花を茹で、おかあげにする。花と軸に分け、軸は1~2cmのざく切りにする。
  3. えびは殻をむき、背ワタを取る。尾は斜めに切り形をと整える。ボウルに入れて分量外の片栗粉大さじ1を加えてよくもみ込んで、流水で洗い流してから茹でる。
  4. フライパンを弱火で熱し、オリーブオイルを加え、溶きほぐした卵を入れて炒り卵にする。
  5. 器に(2)の軸を敷く。その上にひやむぎを盛りつける。えび・菜の花・炒り卵・いくら醤油漬けを盛りつける。
  6. めんつゆをかけて食べる。

クラムチャウダーそうめん

画像提供 兵庫県手延素麺協同組合

あさりはビタミンB12、カルシウム、カリウム、鉄、亜鉛を豊富に含んでいます。特にビタミンB12は貝類の中で1番多く含まれています。赤血球を作るために欠かせない栄養素で、貧血予防に効果的です。今から旬のあさりを使って、いつもとは少し違ったクラムチャウダーそうめんをぜひお家で作ってみてください♪

【材料】(2人分)
そうめん 1束
あさり(むき身) 60g
玉ねぎ 1/4個
じゃがいも 60g
にんじん 30g
バター 10g
小麦粉 小さじ1
水 100ml
牛乳 200ml
固形スープの素 1個
白こしょう 少々
パセリ(みじん切り) 適量

【作り方】

  1. 玉ねぎ・じゃがいも・にんじんは5mm角に切る。
  2. 厚手の鍋にバターを入れて中火にかけ(1)の野菜を加えて炒め、全体にバターが絡んだら小麦粉を茶こしで振り入れながら加えてさらに炒める。水を少しずつ加えスープをその都度混ぜる。煮立てば固形スープの素を加え、弱火で野菜がやわらかくなるまで煮る。
  3. 牛乳とあさりを加え煮立たせないように2~3分時々混ぜながら煮る。
  4. そうめんは約1分茹で、ザルに上げて清水でもみ洗いし、しっかり水気をきり、(3)の鍋に加える。そうめんが温まれば器に盛り、パセリを散らし、白こしょうで味を調える。