キャベツは水溶性の栄養素が豊富で、多くの料理に使える万能野菜です。消化を助けて、胃の粘膜を保護する働きがあります。薬膳学では脾胃の気を補い、消化不良・食欲不振を改善し、体調を整えます。起陽草と言われる「にら」と一緒に合わせて、陽気を高めましょう。消化を助け、身体の調子を整える「キャベツの焼春巻」のレシピをご紹介します。

【材料】(2人分)
キャベツ 3枚
にら 1/2束
にんじん 20g
長ねぎ 20g
鶏むね肉 80g
むきえび 小8尾
油(炒め用) 小さじ2
塩・こしょう 各少々
水溶き片栗粉(片栗粉・水) 各大さじ1
春巻の皮(大) 4枚
油(焼き用) 大さじ2
ポン酢しょうゆ 適宜

【作り方】

  1. 野菜と鶏肉は細切りにする。フライパンに油を熱し、鶏肉・野菜・えびを一緒に炒めて、塩・こしょうする。水溶き片栗粉を加えて、とろみがついたら火を止めて冷ます。
  2. 春巻きの皮で(1)を1/4量ずつ巻き、巻き終わりは水でぬらしてとめる。
  3. フライパンに油を熱し、春巻の巻き終わりの面を下にして焼き、両面をこんがり焼く。
  4. 焼き上がった春巻を半分に切り、皿に盛りつける。好みでポン酢しょうゆを添える。

※エネルギー340kcal たんぱく質17.8g 塩分1.2g(1人分)

(東京栄養士薬膳研究会 管理栄養士・国際薬膳師 片山芳子)

◇百菜元気新聞の2022年2月1日号の記事を転載しました。