永谷園は、冬こそ「めざまし茶づけ」が冷えやすい子どもの加温、気付けに役立つと訴える。ブランドサイトを更新し、芝大門いまづクリニックの今津嘉宏院長に子どもの冷え改善法を伝えてもらう。寒い朝に最適な「ブロッコリーと魚肉ソーセージの卵炒め茶づけ」といったレシピも紹介。メーンユーザーである子育て世帯向けの体験促進、習慣化を加速する。

子どもが好み、湯注ぎだけでできる、朝の「めざまし茶づけ」の価値を代謝スイッチと提案。TVCMやSNS広告を投下するなどし、アミノ酸に富んだご飯食のエネルギー効率、加温による活動促進を主に訴えてきた。

お茶漬けは2020年のコロナ特需に迫る好業績を築き朝食体験を後押しする。「子どもの心と体を守る『冷えとり』養生」などの著書で知られる今津院長がエビデンスを明示。子どもは体温が高いものの、熱を作る筋肉が未発達、熱を保つ皮下脂肪が少なく、冷えやすい実態を伝える。

今津院長は36度C±1度Cの適性体温を保持し、最も低温な朝こそ温かい食事が最適、お茶漬けなら最初にスープを一口飲むと良いとアドバイス。起床・喫食時間を決めれば生活リズムが整うとしてレシピも監修した。ビタミンCなど栄養価の高いブロッコリー、タンパク質に富んだ「卵炒め茶づけ」は子どもが喜び、食卓が楽しくなる。食物繊維が豊富な「味付けきのこ茶づけ」なども紹介し、朝食向きの価値を高めた。

昨年8月末には春に続く、オンラインでの母子ミーティング、東京学芸大学附属世田谷小学校栄養教諭の今里衣氏の料理教室を行った。体験談のインスタグラム投稿を促し、幼児施設のサンプリングも計画して長期で喚起。心身の気付けに役立つ健康習慣の拡散、新規開拓を押し進める。

◇日本食糧新聞の2021年11月10日号の記事を転載しました。