働くママのおうちごはん作りの負担をラクにする今秋のレシピの頂点「たべぷろワーママ応援レシピ2021秋賞」の表彰式を11月14日にオンラインで開催しました! 秋賞を受賞したのは、管理栄養士のゆきさんが考案した「かぼちゃスープで簡単グラタン」です。管理栄養士として病院で勤務された経験を生かしたレシピ提案を行っているゆきさんに、料理をするうえで日頃から気づかっていることなど伺いましたよ♪

管理栄養士の経験をレシピに生かす

ゆきさんは病院や介護老人保健施設で管理栄養士として仕事をされ、現在は在宅にてレシピ作成や健康関連の執筆などを行っています。こうした経験を生かしてゆきさんが提案するメニューは、働くママが忙しくても簡単に日々のメニューに取り入れられる栄養バランスのよいレシピが特徴。社会問題となっている生活習慣病は家庭の中から生まれるため、そこを事前に防ごう!と考えレシピを作成されています。

かぼちゃスープを使ったグラタンも、簡単に作れて野菜が摂れるのに加えて、豆腐や卵、鶏肉などのタンパク源と野菜が入ったスープなどもプラスして、バランスの整った献立にできると提案されています。少ない品数でバランスよい食事になるのはうれしいですね!

 

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家庭での食事で健康を守る【受賞者インタビュー】

ゆきさん 管理栄養士として病院勤務の際に生活習慣病に接する機会が多く、病気の怖さを目の当たりにし、管理栄養士の限界を感じたこともありました。その中で、健康こそ生きる上で大切なことと考えており、「たべぷろ」は予防医学のひとつとしてとらえています。家庭の中から生活習慣病は生まれるので、普段料理をするお母さんが手を抜きつつも家族の健康を守ってほしいと思っています。そして、たべぷろ通じてそのサポートに携われていることをうれしく思っています。

また、自分のレシピを作っていただいたインスタグラムを拝見し刺激も受け、学ぶこともありました。それを励みに、今後も働くママに向けて家族の健康を守れるレシピを提案していきたいと思っています。

貞苅編集長 どのようなことに気づかってたべぷろのレシピを考案していますか?

ゆきさん 子どもが小さいので宅配を利用しており、その材料の中で作れるレシピを考えています。特に小さいお子さんのいるご家庭は同じかと思いますが、買い物だけでなく料理もゆっくりできませんので、冷蔵庫にあるものを活用できるレシピを、と考えています。

また、市販品を活用したレシピでは、そのメーカーの提案レシピにも必ず目を通し、重ならないレシピを作るように意識しています。

貞苅編集長 下味冷凍も多く提案されていますね

ゆきさん 下味冷凍をすると素材が食べやすくなったり、料理の際に調味料が少なくて済むので節約にもつながります。中でもオススメの下味冷凍は「唐揚げ」ですね。味がしっかりと染み込むので、おいしさ倍増です!

管理栄養士ライター ゆきさんの記事はこちら

今回は日曜日開催ということもあって、いつもより多くのたべぷろライターさんも表彰式に参加してくださいました! ご自身の資格や経験を生かしたレシピ考案をされている方々ですので、ぜひ合わせてご覧くださいね♪

キッズ食育マスタートレーナー 松野文枝さんの記事はこちら
野菜ソムリエプロ 小島香住さんの記事はこちら
ワーママ管理栄養士 midoriさんの記事はこちら
管理栄養士 えのみほさんの記事はこちら
栄養士 内田かずよさんの記事はこちら
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ノンストレスで手作り料理を楽しむ【編集長総評】

そのままでも十分においしい「かぼちゃスープ」。ですが、大容量のものを購入すると飲みきれずに余ってしまうことも。それを最後までおいしく食べられるのが受賞レシピです。SDGsにおける食品ロス防止の観点からも注目できると思いました。

また、コロナ禍で自宅で過ごす時間が増えたことに伴い、料理の機会も増えましたが一方で、仕事量が減ったわけではありません。働くお母さんからすると、“仕事量の増加”といっても過言ではないと思います。この秋冬に発売の新製品群を見ても、調理工程を減らしてくれるアイテムが多いのも特徴です。

上手に買い物をしてそれを使い切る、ノンストレスに手作り料理を楽しむことこそ、現在の働くお母さんのトレンドだと分析しています。次回冬賞でも、トレンド感のあるレシピを大いに期待しています!