チロルチョコの人気の味を「きな粉」で再現!
みたけ食品工業は、チロルチョコの人気商品「きなこもち」の味わいを再現した「きなこもちきな粉」を期間限定で発売した。チロルチョコとのコラボによって、ふわっと香る甘いきな粉もち風味と、チョコレートのようにとろける食感を忠実に再現した。見た目は普通のきな粉だが、おやつや軽食など、あらゆるものにふりかけるだけで、チロルチョコ「きなこもち」の味が楽しめる。
12月末までの期間限定商品となり、発売期間中は同社ツイッターで「#きなこもちきな粉」を付けたアレンジレシピの投稿を募集。これまできな粉を食べたことのない若年層にアピールし、話題喚起を狙う。
きな粉は健康や美容目的で習慣的に食べるリピーターが多い半面、年末年始にもちにかけて食べるだけの人も少なくない。今回チロルチョコ「きなこもち」の再販に合わせて、同社との期間限定コラボが実現。両者のコラボを通じて、これまできな粉を食べたことのない人や若年層へアピールしたい考えだ。
チロルチョコ「きなこもち」を再現するのに試した原材料は約50種類。外側のきな粉チョコと、中のもちグミ部分を「『味・香り・食感』のすべてで再現できるよう」(研究開発室の渡邉桜也香氏)原材料と製法にとことんこだわった。とろけるような食感は、きな粉や砂糖など原材料の選定やブレンドを工夫することで、まるでチョコを食べているような食感に近づけた。味わいも「きなこもち」に近い最適な焙煎で仕上げた。
販促では「これまできな粉を食べたことのない大学生や高校生にも『試してみたい』と思わせるような、今までにないアプローチ」(齊藤純企画統括室係長)として、メーカー出荷数量に応じたプレゼント企画などを実施。また、SNS上でアイデアレシピの投稿を募集する。「例えば普通のきな粉でも楽しめるアイスやプリン、ホットミルクにトッピングするだけでなく、パスタにかけたりポテトチップスにまぶしたりと、アイデア次第で楽しみ方が広がる」(同)と話す。
ちなみに開発を担当した渡邉氏は、自他ともに認める大のきな粉好き。今回のコラボ企画が持ち上がった際には「ぜひ挑戦してみたい」と開発に名乗りを上げた。それからは、朝から晩までいろいろな材料を混ぜたきな粉を食べる日々。「彼女だからこそ、この味にたどり着いた」(鈴木里沙子企画統括室長)と、妥協のない姿勢に社内からもねぎらいの声が掛かる。
◇日本食糧新聞の2021年10月18日号の記事を転載しました。
日本食糧新聞の発行からウェブサービスの電子版、セミナーや展示会まで、食に関わる情報サービスをベースに人とのつながりやビジネスを支えます。 日本食糧新聞 外食レストラン新聞 百菜元気新聞 月刊食品工場長 電子版 たべぷろ 動画配信等のメディア事業 食品経営者フォーラム 食品文化振興会 新製品研究会 表彰事業 ファベックス 展示会 料理教室等各種事業
詳しくはこちら
コメント
記事コメント投稿サービス利用規約に同意の上ご利用ください。