ストックしている方も多い五目ちらしの素を活用して、15分でできる野菜たっぷりの南蛮漬けレシピをご紹介します。魚ではなく厚揚げを使うので、下処理の手間もなく、火通りや骨の心配もありません。
カリッと焼いた厚揚げは食べ応えがあり、野菜もたっぷり組み合わせているから、あとはごはんとみそ汁があればワーママにもうれしい1汁1菜のバランスメニューの完成。甘酸っぱい味付けで子どもがおどろくほど野菜を食べてくれる1品です。

しっかりメインになる厚揚げの南蛮漬け

南蛮漬けは魚や肉を揚げたものを、野菜と一緒に甘酢たれに漬け込む料理ですが、ご紹介のレシピでは厚揚げを南蛮漬けにします。下処理も不要になり、火通りの心配もなくなるのが忙しいママにはうれしいポイント。

五目ちらしの素を活用するので、味付けもワンタッチ、具材たっぷりの南蛮漬けが15分で完成です。

【材料】(2~3人分)
厚揚げ豆腐 2丁
きゅうり 1/2本
たまねぎ 1/2個
青ねぎ 大さじ1
五目ちらしの素 1袋

【作り方】
1.厚揚げはひと口大にカットし、アルミホイルに並べトースターで片面5分ずつ焼く。

2.たまねぎは繊維を断ち切る方向に薄切り、きゅうりは千切りにする。

3.バットに五目ちらしの素をあけ、(2)の野菜と和えておく。

4.焼きあがった厚揚げを加えて、なじませるように全体を混ぜ合わせる。

5.お皿に盛り、刻んだ青ねぎをトッピングする。(大人はお好みで輪切り唐辛子を加えてもOK。)

5種類の具材がやわらかく下処理されている五目ちらしの素は具沢山の調味料として活用

疲れて帰宅してからのバタバタした時間の中、生魚や生肉を処理するのは大変ですよね。特に子どもには魚の骨が心配なので、骨を残さず取る作業は時間に余裕がある時でも面倒です。

そこで、厚揚げを南蛮漬けにすれば、下処理も不要で火通りの心配もなくなり気持ちに余裕がうまれます。トースターで焼いている間に、合わせる野菜を準備しておくだけ。

トップバリュ 五目ちらしの素 178円(2袋入り)

南蛮液は五目ちらしの素を活用して手軽に作ることができます。かんぴょう、にんじん、れんこん、しいたけ、たけのこの5種類の野菜などの具材が下処理済みで入っています。これだけの具材を自分で準備するのはかなりの手間ですし、根菜やきのこなど加熱に時間がかかるものがやわらかく処理されているからとっても便利。

調味酢は味が濃いめなので、さらに野菜を加えて調整しつつ具沢山に仕上げます。今回はたまねぎときゅうりを加えましたが、ピーマンやキャベツなど自宅にあるもので代用OK。甘酸っぱい味付けで子どもが野菜をもりもり食べてくれますよ。

ちらし寿司はつくる頻度も少なく、1袋余ったままになってしまいがちですが、具材が入っている調味料として、活用することができます。

【働くママへのエール】穏やかな気持ちで夜ごはんを一緒に楽しもう

まとめ買い派の我が家は、1週間の献立を決めることなくその時々で必要なものや食べたいものを買っています。そうすると、定番の食べ方にするには材料が足りないこともしばしば。

足りないものだけを追加で買いに行くことはせず、あるものを上手く組み合わせるようにしています。厚揚げもちらし寿司の素も、普段はそれぞれ別の食べ方をすることが多い食材ですが、組み合わせてみると新たなおいしさが発見につながりました。

ちらし寿司の素を魚の南蛮漬けに活用したことはあったのですが、疲れて帰宅してからのバタバタした時間の中、生魚や生肉を処理するのは大変ですよね。特に子どもには魚の骨が心配なので、骨を残さず取る作業は時間に余裕がある時でも面倒です。

そこで、厚揚げに変えてしまったら、下処理も不要で火通りの心配もなくなり気持ちに余裕がうまれたのです。トースターで焼いている間に、合わせる野菜を準備しておくだけ。さらに生ものを使っていないので、キッチンの後片付けも楽になり、食後の時間にゆとりもできました。

日々のことに追われて気持ちに余裕がなくなっていると、つい笑顔を忘れがちですよね。寝かしつけた後に「今日もイライラしてしまったな…」と反省することばかり。夜ごはんに気持ちの余裕をもって、1日の終わりをおだやかな気持ちで過ごせるとよいですね。

(野菜ソムリエプロ 小島香住 @kasumiii.mm