フィンランドの国民的人気チョコレート。どんなものか、イメージできない方がほとんどかもしれませんね。今回は、一度は味わっておきたいフィンランドの有名チョコレートメーカー「カール・ファッツェル」のチョコレートをご紹介します。(チョコレートジャーナリスト、ショコラコーディネーター 市川歩美)

独特なミルク風味の秘密は…

「Karl Fazer(カール・ファッツェル)」は1891年に、フィンランドの首都ヘルシンキで創業した老舗です。もともとはフランス&ロシア風カフェでしたが、その後チョコレート製造を開始。いまや「ファッツェルのチョコレート」といえば、フィンランドで知らない人はいないほどの存在です。

フィンランド旅行のお土産チョコレートとして大人気なので、味わったことがある方もいると思いますが、今年はバレンタインシーズンに日本でも広く展開され、お店やオンラインでも購入しやすいので、ぜひ覚えておいてください。

おすすめは、まず深いブルーのパッケージが美しい「カール・ファッツェル ミルクチョコレート」です。フィンランドの自然を象徴したという「ファッツェルブルー」に、ゴールドがきらめくラッピング。スイスのミルクチョコレートレシピが基になり、創始者であるカール・ファッツェルの名前が付けられたそうです。今年で発売開始なんと99年を迎えるロングセラーです。

このチョコレートの魅力は、他メーカーにはないミルクの風味。秘密は、粉乳を使わず、生乳を使っているからです。通常ミルクチョコレート作りには粉乳を使うのが一般的ですが、メーカーによると「手間がかかり難しい方法ですが、自社技術により滑らかな口どけが実現している」そうです。また、カカオ豆はエクアドル産のアリバ種を使用。アリバカカオと生乳の独自のブレンドが、このチョコレートの唯一無二の味を実現しているのです。植物油脂は使用していません。

「ゲイシャ」は世界的なベストセラー

さらに、世界的なベストセラー「ゲイシャ」も、見逃せません。桜のお花が可愛いピンクのパッケージ。ピンクとゴールドの高級感あるボックスに、キャラメリゼしたヘーゼルナッツペースト入りのチョコレートがぎっしり。心にぱっ、と春が訪れたように華やかです。

「GEISHA」のネーミングは、創業者の孫であるピーター・ファッツェルさんがインスピレーションを得たもの。実は、ピーターさんは、1964年のオリンピックにセーリングの選手として出場、日本文化に魅せられた方なのです。ゲイシャが誕生した当初は、かなり日本寄りのパッケージデザインで、着物姿の女性のイラストが描かれていた時代もありましたが、時を経て現在の洗練されたデザインになりました。

キラキラと美しい一口サイズのチョコレートが、箱の中にぎっしり。いずれも、キャンディーのような一口タイプとバータイプがあります。「100% SUSTAINABLE COCOA」と表記されているのは、原材料となるカカオの仕入れルートが全量分追跡可能で適正価格で取引されているから。

コーヒーや紅茶、そしてワインと一緒にひとつずつ。自分チョコにもギフトに、フィンランドで長年愛されてきたチョコレートを、味わってみてはいかがでしょう。

<チョコレートジャーナリスト、ショコラコーディネーター 市川歩美>
日本で唯一のチョコレートに特化したジャーナリスト・コーディネーター。365日、日本国内、カカオ生産地をはじめ世界を取材し、チョコレートの情報をあらゆるメディアで情報発信する。チョコレート愛好家歴は25年以上。

※商品について詳しくは輸入販売元の三井食品のページをご覧ください。

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バーチョコレート4本セットを10名様にプレゼント

ワーママ応援企画として、ファッツェルの魅力を楽しめるバーチョコレート4本セット(カール・ファッツェル ミルクチョコレート、カール・ファッツェル 塩キャラメル、ゲイシャ ミルクチョコレート、ゲイシャ ダークチョコレート)を抽選で10名様にプレゼントします。

<応募資格>
・働くママ(日本国内にお住まいで、かつ賞品のお届け先が日本国内の方)
・インスタグラムのアカウントをお持ちで、たべぷろをフォローしている方。

<応募方法など>
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