こんにちは!偏食児持ちの食育インストラクターのひなた葵です! 年間通じて割と安定した価格で購入できるニンジンは働くママの味方でもありますよね。加熱すると甘くなるので、子どもでも食べやすいところも魅力的です。私も子どもにたっぷり野菜を食べて欲しい時はよくニンジンに頼っています。今回は、ニンジンを大量消費できるレシピを5つご紹介していきます。どのレシピも15分以内で作れるので、忙しいワーママにもぴったりです。

キャロットラぺ

あっさりサッパリ! 甘さもあるので酸味が気にならず、子どもでも食べられるキャロットラぺ。めっちゃくちゃ美味しいです。ニンジンどれだけでも食べられる魔性のレシピ。オリーブ油の旨味がたっぷり絡むのでコクも出て美味しいですよ!

【材料】(2人分)
ニンジン 1本
オリーブ油 大さじ1と1/2
酢 大さじ1
塩 ひとつまみ
砂糖 小さじ1

レーズン お好みで

【作り方】
1.ニンジンをなるべく細く切る。

2.(1)を入れたボウルに調味料を加えてよく馴染ませる。

使う調味料はこの3つプラス砂糖だけ! 自宅にある調味料で手軽に作れますよ。

調味料を加えたら冷蔵庫で数分休ませて味を馴染ませましょう。

3.ニンジンがしんなりしたら、お好みでレーズンを加えて和えたら完成。

たったこれだけの超簡単手順。でも、無限に食べられるニンジンレシピです。

ニンジンを大量消費したい時の定番はコレ! もともと甘みのある味付けですが、レーズンを加えることでより甘くなり子どもでも食べやすくなります。

本当に美味しくてデザート代わりに食べられるほどです。サッパリしているので、揚げものなど油っこい料理の付け合わせにおすすめですよ!

ニンジンの具だくさんきんぴら

ニンジン料理といえば、ごぼうと一緒に作るきんぴらがその代表格ですよね。今回はツナ缶を加えたりと、とにかく具だくさんで作ってみました! これなら副菜の枠を飛び越えてメイン級のおかずとして食卓に登場させられますよ。

【材料】(3人分)
ニンジン 1本
ごぼう 1本
レンコン 1パック
しいたけ 7個程度
ツナ缶 1缶

水 200cc
和風顆粒だし 小さじ1
酒 大さじ1
醤油 大さじ2
みりん 大さじ1
砂糖 小さじ1
ごま油 大さじ1

すりごま お好みで

【作り方】
1.具材を食べやすい大きさに切ったらごま油でサッと炒める。

2.具材に油がまわったら調味料としいたけを加えて煮る。

アルミホイルなどで落し蓋をしてください。

3.調味料がなくなり具材に火が通ったら、ツナ缶を加えて混ぜる。

4.仕上げにすりごまをお好みで加えたら完成。

ごまの香ばしいいい香りが漂ってきます。いつものきんぴらよりも具だくさんで食べ応えもバッチリのきんぴらが仕上がりました。しいたけからいい出汁も出て、ツナ缶で旨味もアップし、ワンランク上のおかずになっていると思います。

いつもはきんぴらを出すと「えー。。。」とテンションが下がる娘も「これ美味しい」と喜んで食べてくれていました! ツナが加わることで子どもも食べやすくなっているのでしょう。ぜひお試しあれ!

ニンジンポタージュ

甘くて飲みやすいポタージュをご紹介します。ニンジンをまるごと1本使うので無理なく野菜をたっぷり摂取できますよ。牛乳で割るのでまろやかで、お腹も満足する一品です。

【材料】(3人分)
ニンジン 1本
玉ねぎ 半個

水 300cc
牛乳 200cc
顆粒コンソメ 小さじ1
生姜チューブ 1cm
塩・コショウ 少々
オリーブ油 小さじ1

【作り方】
1.ニンジンを薄切りにしてラップで包む。

600Wの電子レンジで2分ほど加熱する。

2.薄切りにした玉ねぎをオリーブ油で炒める。

飴色になるまで炒めていきましょう。甘さが出て美味しくなりますよ。

3.玉ねぎが飴色になったら(1)を加え、水とコンソメを加えて煮る。

味を浸み込ませるのが目的なので5分ぐらい煮たらOKです。生姜チューブを加える場合はこのタイミングで加えてください。

4.粗熱を取ってからミキサーにかける。

5.ミキサーでペースト状にしたものを鍋に戻し、牛乳と塩・コショウを加えてひと煮たちさせたら完成。

とろーり濃厚なニンジンポタージュが出来上がりました! 生姜チューブを加えることで飲んだ後もポカポカするので、寒くなるこれからの季節にぴったりです。少量なので子どもでも食べられますが、苦手な場合は加えなくても大丈夫ですよ。

ニンジンと玉ねぎの甘さがスープに出ていて美味しいです。野菜が苦手な子どもでもスープにすれば飲みやすいので、たくさん野菜が摂れちゃいます。

ニンジンとタラのホイル焼き

ニンジンをたくさん摂れる魚料理と言えばホイル焼き! 白身魚の上にニンジンをたっぷりのせてバターを加え蒸し上げるだけ。それだけで魚とバターの旨味がニンジンに浸みわたり、たっぷり食べることができますよ。

【材料】(2人分)
タラ 2切れ
ニンジン 半本
玉ねぎ 半個
エノキ 1/3束
バター 小さじ1
塩・コショウ 少々

【作り方】
1.白身魚の上に食べやすく切った野菜をのせ、塩・コショウとバターも入れる。

2.アルミホイルをキャンディ縛りにしてフライパンの中に入れ、水を半量程度入れて蒸す。

3.野菜と魚に火が通ったら完成。

ホイルを開けたらバターのいい香りが漂います。野菜もしんなりとしてカサが減るので無理なく食べられますよ。バターの風味で子どもでも食べやすくなっています。魚と一緒ならニンジンが苦手な子どもでも食べられるはずです!

味付けはあえてシンプルに。素材の美味しさを味わっていただける一品になっています。

ニンジンたっぷりシチュー

最後にご紹介するのはわが家の定番レシピです。「最近ちょっと野菜不足かも?」という時によく登場させます。子どもは鍋よりもクリーミーなシチューの方が食べやすいようなので、わが家では鍋よりも登場率の高いメニューとなっています。

【材料】(3人分)
鶏胸肉 半枚
ニンジン 1本
玉ねぎ 1個

エノキ 1/3束
舞茸 半パック
ブロッコリー 3房

水 500cc
牛乳 200cc
顆粒コンソメ 大さじ2/3
醤油 大さじ1/2
味噌 小さじ1
オリーブ油 大さじ1/2

【作り方】
1.食べやすいサイズに切った鶏胸肉をオリーブ油で炒める。

2.鶏肉の色が変わってきたら食べやすく切った野菜と水、味噌以外の調味料を加えて煮る。

生のまま加えても大丈夫ですが、より時短にしたい場合はニンジンを600Wの電子レンジで2分程度加熱してから加えてみてください。

3.具材に火が通ったらブロッコリーと味噌を加えて、もうひと煮たちさせる。

4.最後に牛乳を加えて煮込んだら完成。

ルウを使わずにクリームシチューが簡単に作れます。ニンジン入れ放題!(笑)今回は1本で作りましたが、もっともっと加えても多過ぎるなんてことはありません。

お米との相性もいいですが、娘には夜でもパンを出すこともあります。余り食欲がなさそうな時に、パンと一緒に出すと気分も変わって食べやすいようで、こちらが思ったよりも食べてくれたりします。

また、もう1つおすすめのアレンジ方法があります。それは炊いたお米がひたひたになるぐらいにシチューをかけて、スライスチーズを1枚溶かし入れる即席リゾット風アレンジです。こちらもすっごく美味しいので、ぜひ味わっていただきたいです。

ニンジンはレンジで加熱して時短

ニンジンを大量消費できるレシピを5選ご紹介して参りました。どれもわが家では定番のおすすめレシピばかりです。

わが家の娘はとにかく偏食で野菜嫌いなので、「柔らかい、食べやすい、甘い」をテーマにニンジンレシピを作っています。ニンジンは加熱をすれば甘みが出てくるので、野菜嫌いな子どもでもハードル低めなので比較的食べやすい野菜と言えるでしょう。それでいて栄養価にも期待が持てるので貴重な食材ですね!

時短のコツはレンジで加熱をすることです。加熱しなくても作れるレシピが多いですが、時間が本当にないという場合はレンジを使ってさらに時短しましょう。

ニンジンの保存は、ニンジンの上下をカットしてから保存袋に入れると日持ちするようになります。ニンジンは寒さに弱く、冷蔵庫に入れていると下の方から腐ってきたり、水分が抜けてシワシワになってきたりします。

ですが、上下をカットするだけで、冷蔵庫内で1~2週間は傷むことなく食べられるので、ぜひ参考にしてみてくださいね。