鳥取生まれの上品な「お嬢サバ」解禁、臭みなく生食OK
3月8日のサバの日にJR大阪駅2階の「アトリウム広場」でサバの日を記念するイベントと、今シーズンのお嬢サバ解禁プチセレモニーが開催された。主催はサバ料理専門店「SABAR」を展開する鯖やと、サバの養殖事業を手掛けるJR西日本。
「3月8日は鯖寿司を」
イベントでは冒頭、JR西日本が鳥取県と連携して陸上養殖する高付加価値マサバ「お嬢サバ」の今シーズン1000尾の解禁を水田整JR西日本部長と右田孝宣鯖や社長が宣言。生食できるサバ「お嬢サバ」を使った新商品「てまり寿司(税込み880円)」を限定138個販売した右田社長は「2月3日の節分の日の恵方巻きのように、3月8日のサバの日は鯖寿司を食べる日に育てたい」と語った。
会場では福井県小浜市から京都市までの鯖街道と、お嬢サバの産地鳥取から大阪への輸送経路の“平成の鯖街道”にある鯖寿司の名店の自慢の鯖寿司の食べ比べ投票や、サバ博士検定などが行われた。
お嬢サバは臭味もなく生食できる上品な味のマサバ。12年から鳥取県(栽培漁業センター)が完全養殖の稚魚を地下海水使って陸上養殖し、15年6月からJR西日本が加わり共同研究を進めてきた。
今回は1000尾を鯖やと地元の鳥取県やJR西日本グループで販売するが、今年6月からはJR西日本が鳥取県と岩美町と連携して養殖を事業を本格化するため、18年春の出荷数は3万尾に拡大する見通し。
◇日本食糧新聞の2017年3月17日号の記事を転載しました。
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