和歌山県の酒造大手・中野BCは、酒類販売会社「旅酒」(横浜市)と共同で梅酒の新商品「旅酒33番 高野山・南紀白浜」(写真)の発売を3月1日から開始した。旅酒は、訪日外国人客ら観光客を主なターゲットに地酒の製造地限定で販売するシリーズ商品。これまでに中野BCを含め、全国33の酒蔵のある地域で日本酒や焼酎など全33銘柄の地酒を展開。同シリーズが和歌山県で企画、販売されるのは初めて。

原材料は、和歌山県産ブランド品種「南高梅」と醸造アルコール、砂糖のみ。南高梅は、2Lサイズ(約4cm)以上と粒が大きく肉厚な果実のみを使用。南高梅のすっきりとした酸味、フルーティーな香りの双方を堪能できる。

1日から県内を代表する観光地である高野山と南紀白浜の旅館やホテル、土産物店で販売を開始。商品のホームページ(http://tabi-sake.com/)では、43言語(ホームページ翻訳準備中)で商品の紹介を行うとともに、和歌山県の観光情報や販売店を掲載し、和歌山県の旅と地酒をセットで海外向けにアピールする。

〈商品概要〉▽商品名=旅酒 33番 高野山・南紀白浜▽内容量=300ml▽アルコール分=14%▽希望小売価格1004円(税込み)▽賞味期限=12ヵ月(未開栓)


◇日本食糧新聞の2017年3月17日号の記事を転載しました。