こんにちは!元保育士の幼児食インストラクター、山口礼です。今回は、忙しいときの夜ごはんに大助かりな下味冷凍できるプルコギのレシピをご紹介します。牛薄切り肉とえのきを下味につけて冷凍しておくだけの、簡単冷凍作り置きです。下味の仕込みに5分、焼いて盛り付けまで10分の合計15分でできちゃいます。サンドイッチやドリアなど、アレンジもしやすいので、忙しいワーママも試して損なしのおすすめレシピです!

下味冷凍で夜ごはんを楽に乗り切る!

プルコギといえば、ごはんが進む甘辛味がクセになる人気おかずですよね。味付き肉としてスーパーなどでも売られているプルコギですが、簡単におうちでも作ることができますよ。辛くないので、子どもも食べやすいです。

一般的には玉ねぎや人参、ニラなど、いろいろな野菜が入っていますが、今回は簡単に牛肉とえのきだけで作ります。えのきは切るのも簡単で、歯ごたえもあり、おいしいですよ。

【材料】(3人分)
牛薄切り肉 300g
えのき 1/2袋
☆しょうゆ 大さじ2
☆酒 大さじ1
☆砂糖 大さじ1
☆にんにく(すりおろし) 1片分
☆はちみつ 大さじ1
☆ごま油 大さじ1
☆白ごま 大さじ1

※お好みで、玉ねぎや人参の薄切りを加えてもOKです。

【作り方】
1.牛薄切り肉は、長い場合は食べやすい大きさに切る。えのきは、石づきを落として5cm幅に切る。

2.保存袋に(1)と☆を入れて、味が全体になじむように袋の上から揉み込む。

手順の(2)までを時間のあるときに仕込んで、下味冷凍としてストックしておきましょう。夜ごはんに使いたいと思った日の朝に、冷凍庫から冷蔵庫に移して解凍させます。(3)からは、食べる直前の手順です。

3.解凍した(2)をフライパンにそのまま入れて焼く。

油をひかずに、そのまま焼けます。最初はあまり箸で触らず、焼き目がつくまで少し待つのがポイントです。焦げやすいので、焼き目がついたら、焦げる前に手早く混ぜましょう。

4.全体に火が通ったら完成。

子どもが食べるときは、キッチンバサミで肉を細かく切ってあげると食べやすくなります。

下味冷凍で忙しいときも楽々!焼くだけでメインおかずが完成

万能プルコギの1番の利点は、下味冷凍をしておけることです。時間のあるときに下味冷凍としてストックしておけば、忙しいときでも「冷凍庫にプルコギがあるから大丈夫!」と安心できますよ。

食べたいときには解凍して焼くだけなので、ゆっくり支度ができないときや、冷蔵庫に食材がないときの夜ごはんとして、とても重宝します。冷凍保存の目安は、2週間ほどです。

冷凍作り置きではなく、当日の朝に下味の仕込みをして、夜に焼いて仕上げることもできます。朝のうちに保存袋に食材と調味料を入れて揉み込み、冷蔵庫でなじませておきます。夜ごはんの準備になったら、冷蔵庫から保存袋を取り出して、フライパンで焼くだけです。すぐにメインおかずが完成しますよ。

プルコギの万能ポイントは、いろいろなアレンジができることです。甘辛い味で、白ごはんにもパンにも、なんでも合いますよ。

プルコギ丼にアレンジ

ごはんが進むプルコギ丼は、盛り付けも簡単でおすすめです。上にのせる半熟卵は、レンジで作るとお手軽ですよ。

<レンジでできる半熟卵の作り方>
【材料】(1人分)
卵 1個
水 大さじ2

1.耐熱の茶碗に水を入れ、卵を割り入れる。黄身には、箸で2〜3ヶ所穴を開ける(破裂防止)。

2.ふんわりとラップをして、レンジで40秒〜1分加熱する。

レンジによって時間の加減が変わるので、最初は40秒くらいで様子をみるといいです。お好みの半熟具合になったら完成です。

プルコギサンドイッチにアレンジ

パンに挟んでサンドイッチにしてもおいしいです。プルコギの味が濃厚なので、パンに負けず、食べ応えのあるメニューになりますよ。レタスやきゅうりと一緒に挟むと、食感と彩りがさらによくなります。

プルコギドリアにアレンジ

プルコギで作るドリアもおすすめです。プルコギの濃いめの甘辛味と、まろやかなホワイトソースがよく合います。子どもが喜ぶメニューですよ。ホワイトソースは、市販のものを使ってもいいですし、レンジで簡単に作ることもできます。

<レンジで作るホワイトソース>
【材料】(作りやすい分量・2人分)
小麦粉 大さじ2
バター 大さじ1
牛乳 200cc
塩 少々

1.耐熱ボウルに小麦粉を入れて、サラサラになるように泡立て器で混ぜる。バターを入れて混ぜる。

バターが固まって混ぜにくい場合は、レンジで加熱してから混ぜてください(600W・30秒)。

2.牛乳を1/3加えて混ぜ、レンジで加熱する(600W・1分)。

ダマにならないか不安な場合は、牛乳をあらかじめレンジで温めてから入れると、ダマになりにくいです(600W・1分くらい)。

3.残りの牛乳を半分加えて混ぜ、同じくレンジで1分加熱する。同じ作業をもう一度くり返して、塩をふって完成。

牛乳を少しずつ加えて加熱していくことで、ダマになりにくく、なめらかなホワイトソースができます。

ホワイトソースができたら、ドリアを作ります。ボウルで白ごはんとプルコギを混ぜて、耐熱皿に敷きます。上にホワイトソース、チーズをのせてオーブンなどで焼き目が付くまで焼きます。
※オーブンは、200度で10〜12分が目安です。今回は、レンジのグリルモードで8分加熱しました。

ごはんとプルコギを混ぜ込むときは、プルコギの肉汁も加えるとおいしいです!とろーりチーズと、がっつりプルコギライスが合って、食欲をそそるメニューですよ。

さいごに

下味冷凍で夜ごはんを楽に乗り切る、プルコギのレシピをご紹介しました。下味冷凍をしておけば、食べたいときには新たに調味したり、包丁を使ったりすることもないので、とても楽ちんです。忙しいワーママの救世主になってくれますよ。ぜひ、お試しください。