管理栄養士、ジュニア野菜ソムリエの稲尾貴子です。今回は、身体も心も温まる15分でできる簡単和食をご紹介いたします。鮭のきのこ焼き、ほうれん草の白和え、かきたま汁が15分で作れます。彩りや栄養バランスも良く、鮭にはこどもの成長に欠かせないビタミンDが豊富に含まれています。ビタミンDはカルシウムの吸収に必要な成分です。こどもの成長面も気になるワーママには特にオススメのレシピです。週末の下味冷凍や、レンジやケトルを使用することで時短できます。

鮭のきのこ焼き

【材料】(4人分)
鮭 4切
塩 少々
こしょう 少々
たまねぎ 1/2個
えのき 1/2袋
しめじ 1/2袋
マヨネーズ 大さじ2
ポン酢 適宜(お好みで)

【下準備】
・鮭は塩・こしょうで下味をつけて冷凍しておく。
・えのき・しめじは食べやすい大きさに切り、冷凍しておく。

【作り方】

1.当日朝、冷蔵庫に移して解凍しておく。週末に切っておいたたまねぎは、クッキングシートを敷いたフライパンの上に並べる。凍ったままの鮭をたまねぎの上に並べる。

2.えのき・しめじは、凍ったまま鮭の上にのせる。

3.マヨネーズをかけて蓋をし、中火で10分加熱する(鮭が凍ったままの場合は中火で20分加熱)。

4.お皿に盛り付け、食べる直前にポン酢をかけて完成。

ほうれん草の白和え

【材料】(4人分)
ほうれん草 1袋(4株)
にんじん 1/6本
木綿豆腐 1/2丁(150g)
ごまドレ(クリーミータイプ) 大さじ2
白味噌(中味噌でも可) 少さじ1
めんつゆ 小さじ1
砂糖 小さじ1

【下準備】
・ほうれん草・にんじんは食べやすい大きさに切り、茹でて水気を絞り、冷凍しておく。

【作り方】
1.ほうれん草・にんじんは凍ったまま600W・3分加熱する。
2.豆腐は耐熱皿に入れ、ふんわりとラップし、600W・2分加熱し、ザルに入れ水切りする。

3.調味料をボウルに入れ混ぜ合わせ、水切りした豆腐とほうれん草、にんじんを加えて混ぜる。

4.器に盛り付けて完成。

かきたま汁

【材料】(4人分)
お湯 500cc
卵 2個
ねぎ 少々
片栗粉 小さじ2
水 小さじ2
薄口醤油 大さじ2
だしの素 小さじ1

【作り方】
1.ケトルでお湯を沸かす。
2.お湯を鍋に移し、強火で加熱し、だしの素・薄口醤油を入れる。
3.沸騰したら、水溶き片栗粉を加え、混ぜてとろみをつけたところに溶き卵を流し入れる。
4.卵が浮いてきたらねぎを入れ、ひと煮立ちしたら火を止める。

5.器に盛り付けて完成。

週末の下ごしらえで平日の夜ごはん作りが楽に

ワーママにとって夜のごはんの支度はなるべく簡単に済ませたいもの。週末の下味冷凍や、レンジやケトルを使用することで時短できます。

週末にまとめて、鮭は下味をつけたり、きのこミックスを作ったり、たまねぎを切ったり、ほうれん草とにんじんを茹でたり、カットネギなどを冷凍しておくことで、驚くほど簡単に3品の夜ごはんが完成します。

きのこミックスは、冷凍のままフライパンで蓋をして加熱するだけで、きのこの水分でほどよい蒸し焼きができ、鮭はふっくら仕上がります。フライパンにクッキングシートを敷くことで焦げ付きも防げ、洗い物も楽になります。

白和えは、市販のごまドレに味噌とめんつゆ、砂糖を合わせることで、簡単に作ることができます。甘い味が苦手な方は砂糖なしで作ってみてください。少し甘みがあるので、ほうれん草の苦手なこどもさんでも食べやすい味になっています。レンチンする前に、豆腐を少しほぐしておくと、加熱や水切りも短時間でしっかりすることが可能です。

かきたま汁は、ケトルでお湯を沸かすことで、時短に!帰宅後、まずケトルでお湯を沸かしてから冷凍庫から食材を出すなどの工夫で、さらに時短可能ですよ。やさしい味で、こどもたちに大人気のかきたま汁です。あっという間に完成しますのでオススメの一品です。

蓋をして鮭を焼いている間に、たんぱく質や野菜もたっぷりの副菜も作ることができますので、是非作ってみてくださいね。